1回に2杯までで週に数回なら手動、1回3杯以上か毎朝なら電動です。同じ3,000円台でも、手動は水洗いと静かさ、電動は速さと量で勝ちます。毎日1杯を手で挽くと、1年で約5時間です。その5時間を楽しめるかどうかで決めてください。

この記事の価格は2026年11月4日に確認した値段が中心で、毎日変わることがあります。参考にした店と確認日は価格の確認日と参考元にまとめました。

比べる基準

  • 基準は5つです。同じ予算で買えるもの、1回に挽ける量、かかる時間、音、片付けです。
  • 運営者の毎日はカプセルで、ミルは手動を使ったことがあります。
  • 時間と音は公開された数字で、測り方は記事ごとに違います。

7台の仕様と選び方はコーヒーミルの選び方にまとめました。この記事は商品の紹介ではなく、「手で回すか、電気に任せるか」を決めるための記事です。そのため、同じ予算で並べました。

結論を表で見る

手動と電動の差は、値段よりも暮らし方に出ます。誰が、いつ、何杯飲むかで答えが変わります。表の「有利」は、その基準での判定です。

基準手動ミル電動ミル有利
1回に挽ける量2〜3杯分4〜9杯分電動
10gを挽く時間の例約50秒約3〜21秒電動
音の大きさの例約40〜60dB約65〜85dB手動
電源いらないコンセントが要る手動
持ち運びできる大きい物は不向き手動
水洗い丸洗いできる物がある本体は洗えない物が多い手動
手の疲れ回す力が要るボタンだけ電動
最初の値段3,300円から3,980円からほぼ同じ

量はコーヒー豆研究所のカリタの比較、時間は下の計算、音は海外の販売店の記事の目安です。どれも第三者の情報です。

同じ予算で何が買えるか

「電動は高い」と思われがちですが、入口の値段は変わりません。予算ごとに手動と電動を並べると、同じお金で何を取り、何を捨てるかが見えます。値段は下の表の場所で確認しました。

3,000円台の組

項目ハリオ MSS-1TB(手動)カリタ CM-50(電動)
値段3,300円3,980円
確認した場所ハリオ公式価格.comの最安値
1回の量24g50g
刃セラミック臼プロペラ
挽き目調整できる押す時間
重さ約400g(箱込み)750g
洗い方全パーツ丸洗いカップは外せない

この組の答えは、挽き目をそろえたいかどうかです。第三者の記事によると、プロペラ式は粒の大きさがばらつきやすい方式です。CM-50は押す時間で粗さを決めるので、毎回の再現は手の感覚に頼ります。

一方で、CM-50は速さが別物です。ROOMIEの記事では50gを約15秒で挽けます。手動の24gを約2分で挽く例と比べると、桁が違います。来客で4杯分を挽く日があるなら、差額680円の価値はあります。

MSS-1TBは全部のパーツを丸洗いでき、ハンドルを外すと小さくなります。洗える安心感と持ち出しやすさは、この価格帯の手動の強みです。1人で1杯なら、まずこちらです。

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1万円前後の組

項目ポーレックス ミルⅡ(手動)タイムモア C3 ESP(手動)カリタ C-90(電動)
値段9,130円12,980円11,990円から
確認した場所ポーレックス公式価格.comの検索のAmazonコーヒー豆研究所の実売
1回の量約30g―90g
刃セラミック―ファインセラミック臼
調整クリック式―9段階
重さ――1.3kg

1万円を出すなら、電動の良さがはっきりします。C-90は90gで9杯分です。手動の3杯分の3倍で、9段階で挽き目を決められます。ポーレックスとの差は2,860円で、カルディの豆なら約2.2袋分です。2人で毎朝飲むなら、この組では電動が合います。参考上代は26,400円で、実売との差が大きい点は見ておいてください。

同じ1万円で手動を買う理由は、外で使うことと、挽く作業そのものの楽しさです。ポーレックスはキャンプにも持ちやすいと紹介されています。1万円の手動を買う人は、速さではなく道具を買っています。

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2万円台より上の組

項目カリタ クラシックミル NA(手動)ハリオ V60 コンパクト(電動)デロンギ KG521J(電動)
値段12,100円22,000円26,820円
確認した場所コーヒー豆研究所MIRUMU価格.comの最安値
1回の量30g――
調整―39段階18段階
重さ1,245g約1.5kg約2.8kg

この価格帯は電動の世界です。段階の数が大きく増え、エスプレッソから粗挽きまでを1台で扱えます。ハリオ V60 コンパクトは39段階で、幅13cm、奥行18.5cm、高さ31.2cmです。台所に置いたままにする道具になります。

手動のクラシックミルは1,245gあります。持ち運ぶには重いので、机の上で挽く時間を楽しむ人の道具です。値段の比較より、飾って使う満足で選ぶ商品です。

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差額で豆が何袋買えるか

高いミルを買う前に、差額を豆に置きかえてみます。運営者がよく買うカルディのイタリアンロースト200g 1,274円で計算しました。

買い替え内容差額200gの袋
ハリオ MSS-1TB → カリタ CM-50少しの差680円約0.5袋
ハリオ MSS-1TB → カリタ C-909段階の電動8,690円約6.8袋
ハリオ MSS-1TB → ハリオ V60 コンパクト39段階の電動18,700円約14.7袋
ポーレックス ミルⅡ → カリタ C-90同じ予算帯2,860円約2.2袋

手動の3,300円からV60 コンパクトに上げる差額で、約15袋買えます。1袋20杯として約290杯分です。ミルの差が味の差になる人には意味のあるお金です。まだ豆の好みが決まっていない人は、先に袋を替えて試すほうが得るものがあります。

10gを挽く時間

同じ製品で比べられる数字があります。ハリオのスマートGは、手挽きと電動の両方がある製品です。2019年の記事によると、豆24gを手挽きで約2分、電動で約50秒で挽きます。刃が同じなので、動力の差だけが出ています。

豆10gを挽く時間の目安
手動(スマートGの手挽き)約50秒
充電や小型の電動(スマートG電動)約21秒
プロペラ式(CM-50)約3秒

24gで約2分、24gで約50秒、50gで約15秒の公開された数字を10gに直しました。実際の時間は豆と挽き目で変わります。

1杯で見ると、手動は約50秒、プロペラ式は約3秒です。差は47秒です。朝の47秒が惜しいか、気にならないかは人によります。1Zpressoの記事も、手動は1杯に約2分と書いています。こちらは手動ミルのメーカーの数字です。

注意したいのは、電動でも速いとは限らないことです。小さな電動は刃を低い速度で回すので、速さは手動の2.4倍ほどです。急いでいるなら、電動の中でも1回の量と時間の表示を見てください。

回数ごとの1年の時間

1杯10gとして、飲む回数ごとに1年の時間を計算しました。手動はスマートGの手挽き、プロペラ式はCM-50の数字です。挽く時間だけで、片付けは入っていません。

飲み方1年の豆手動小型の電動プロペラ式
週1回0.5kg約43分約18分約3分
週3回1.6kg約2.2時間約54分約8分
毎日1杯3.6kg約5.1時間約2.1時間約18分
毎日2杯7.3kg約10.1時間約4.2時間約36分
2人で2杯ずつ14.6kg約20.3時間約8.4時間約1.2時間
挽く時間の1年の合計
週3回 手動約2.2時間
週3回 プロペラ式約0.1時間
毎日1杯 手動約5.1時間
毎日1杯 プロペラ式約0.3時間
毎日2杯 手動約10.1時間
毎日2杯 プロペラ式約0.6時間

上の表の手動とプロペラ式を図にしました。1日あたりでは毎日2杯の手動で約1分40秒です。

毎日1杯なら、手動は1年で約5時間です。休日の映画2本ほどの時間を、ハンドルを回して過ごす計算です。楽しみなら短く、作業なら長い時間です。週3回なら、手動でも約2.2時間で済みます。同じ1年をCM-50で挽くと約18分で終わります。

コーヒーミルの選び方では、タイムモア C3の測定で手動を計算しています。あちらは1杯8gで速い手動の例なので、数字は小さくなります。どの手動でも、毎日2杯なら年に数時間以上と考えてください。

1回に何杯挽けるか

手動の限界は時間より容量です。2人で2杯ずつの40gなら、ハリオ MSS-1TBもポーレックスも2回に分けます。コーヒー豆研究所の記事は、手動の上限は入れる所と粉を受ける所の小さいほうで決まると説明しています。1杯10gで杯数に直しました。

ミル1回の量1回の杯数2人で2杯ずつ(40g)
ハリオ MSS-1TB24g約2.4杯2回に分ける
ポーレックス ミルⅡ約30g約3杯2回に分ける
カリタ CM-5050g約5杯1回
カリタ C-9090g約9杯1回

CM-50の口コミには、表記の50gに対して40gでも余裕がないという声がありました。電動でも、限界いっぱいは使わないほうが無難です。1回3杯を超える日があるなら、電動を選んでください。手動で2回に分けると、手順が倍になるからです。

朝の音を比べる

家族が寝ている時間に挽くなら、音は大切です。海外の販売店の記事に目安があります。測り方の説明はなく、販売店の数字なので、順番の参考として見てください。

ミルの種類音の目安1回の時間の例
手動 セラミック刃約40〜50dB約1〜2分
手動 金属刃約50〜60dB約1〜2分
充電式約50〜60dB約30〜45秒
電動 臼式約65〜80dB―
電動 プロペラ式約75〜85dB―

手動は静かで長く、電動は大きくて短い音です。どちらが気になるかは、家の間取りで変わります。CM-50の口コミには、音が比較的静かという声もありました。手動ならハリオのセラミック臼が静かな側です。

早朝に挽く人は、ミルより準備を変える方法もあります。前の晩に挽くと、音の問題はなくなります。ただ、粉は豆より香りが落ちやすいので、挽いてから飲むまでの時間は短いほど有利です。

片付けの違い

ミルは粉が残る道具です。手動と電動で、洗い方が大きく違います。買ったあとで困るのは、ここです。

ミル洗い方気をつける点
ハリオ MSS-1TB全パーツを丸洗い乾かす時間が要る
カリタの手挽きミル水洗いはできない木部は乾いた布で拭く
カリタ CM-50カップは外せない静電気で粉が付く
デロンギ KG521J完全には分解できない刃の掃除が手間という声

手動なら何でも洗えるわけではありません。カリタの手挽きミルは水洗いできないと、公式のよくある質問に書かれています。同じ手動でも製品で分かれるので、買う前に説明書で確認してください。

電動の不満は静電気です。CM-50の口コミでは、粉が蓋や本体に付く点と、移すときにこぼれる点が挙がっています。運営者もネスプレッソの掃除には不満があります。道具の手入れは、続くかどうかに直結します。

置き場所と重さを比べる

電動は買ったあと、台所のどこかを占めます。手動は引き出しに入ります。公開された大きさから、置く面積を計算しました。

ミル重さ幅×奥行置く面積しまい方
ハリオ MSS-1TB約400g(箱込み)――引き出しに入る
ハリオ スマートG PRO―15×5.3cm約80cm²棚に立てる
カリタ CM-50750g――棚にしまえる
カリタ C-901.3kg――台に置いたまま
ハリオ V60 コンパクト約1.5kg13×18.5cm約241cm²台に置いたまま
デロンギ KG521J約2.8kg――台に置いたまま

V60 コンパクトの約241cm²は、スマートG PROの3倍です。高さも31.2cmあるので、吊り戸棚の下を測ってください。カリタ C-90も1.3kgあるので、置いたまま使う場所を先に決めると安心です。毎日使う人にとって、出しっぱなしは欠点ではありません。使うたびに出す手間がなくなるからです。

反対に、週1回しか使わない人が台に置くと、場所だけが取られます。回数が少ない人に手動が合う理由は、値段より置き場所にあります。スマートG PROは6,470円の手動で、容量は24gです。

使う場面ごとの判定

1人で週末に飲む

手動です。週1回なら1年で約43分です。挽く時間も楽しみのうちで、音も小さく、片付けも1人分です。運営者のように時々ハンドドリップをして淹れる時間を楽しむ人には、作業が増えることが欠点になりません。

2人で毎朝飲む

電動です。40gを挽くなら手動は2回に分かれ、合計で3分以上かかります。C-90なら1回で済みます。毎朝の3分は1年で18時間を超えます。朝の支度に組み込むなら、手を動かさない方を選んでください。

キャンプや旅行

手動です。電源がいらず、ポーレックスやMSS-1TBは荷物に入ります。運営者の旅行やキャンプはドリップバッグですが、外でも豆を挽きたい人には手動が答えです。

来客がある家

電動です。4杯分の40gを席で待たせずに挽けます。CM-50なら約12秒です。普段は手動の人でも、来客が多いなら安い電動を1台足すと困りません。手動と電動は両方持っても、置き場所は大きく増えません。

挽き目を細かく変えたい

段階のある電動か、調整のしやすい手動です。プロペラ式は向きません。エスプレッソまで挽くなら、V60 コンパクトやKG521Jのような電動が中心になります。

ミルなしで済ませる

買わない手もあります。カルディやスターバックスは店で豆を挽いてもらえます。飲む量が少ないなら、豆と粉の比較で先に計算してください。全部を任せたい人には全自動コーヒーメーカーもあります。

公開された口コミの好評点と不満点

電動は価格.comの口コミ、手動は第三者の記事の評価から抜き出しました。CM-50の満足度は3.69(11件)、KG521Jは4.68(6件)で、件数は多くありません。

電動 カリタ CM-50

口コミの好評点

  • 価格に満足できる
  • ボタンを押すだけで簡単
  • コンパクトで場所を取らない
  • 速くて音も比較的静か

口コミの不満点

  • 粉が静電気で付く
  • 粉をこぼしやすい
  • カップが外せず注ぎにくい
  • 挽き具合は感覚頼り

電動 デロンギ KG521J

口コミの好評点

  • 18段階で挽き分けられる
  • 定量設定で量らなくて済む
  • 操作が簡単
  • デザインに高級感がある

口コミの不満点

  • 完全に分解できない
  • 粉受けの口が広くセットしにくい
  • 豆を入れたままだと鮮度が気になる

手動ミル

口コミの好評点

  • 挽く感覚を楽しめる
  • コンパクトで持ち出しやすい
  • ポーレックスはハンドルが滑らか
  • デザインの選択肢が多い

口コミの不満点

  • 力が要り時間がかかる
  • 一度に挽ける量が限られる

手動の不満は、時間と量です。買う前に分かっている不満なので、納得して選べます。電動の不満は、粉の始末です。買ったあとで気づく不満なので、口コミを先に読む価値があります。

合う人、合わない人

手動ミル

合う人

  • 1回に1〜2杯の人
  • 週に数回だけ豆を挽く人
  • 朝の音を小さくしたい人
  • 外でも挽きたい人

合わない人

  • 毎朝2人分以上を挽く人
  • 手首や腕に負担を感じる人
  • 急いでいる朝が多い人

電動ミル

合う人

  • 1回に3杯以上を挽く人
  • 毎日豆から淹れる人
  • 来客が多い人
  • 挽き目を細かく決めたい人

合わない人

  • 置き場所が狭い人
  • 静かに挽きたい人
  • 外で使いたい人

迷ったときの決め方

1. 量を見る1回に何杯分を挽くかを決める3杯以上なら電動
2. 回数を見る週に何回挽くかを決める毎日2杯以上なら電動
3. 音を見る挽く時間に家族が寝ているかを考える寝ているなら手動
4. 最初の1台迷うならMSS-1TBから始める3,300円で試せる

どちらも選べないなら、手動から始めてください。手動で不満が出たときは、何が不満かが分かります。時間なら電動へ、量なら大きな電動へ進めます。最初に電動を買うと、挽く作業を楽しめる人かどうかが分からないままになります。

価格の確認日と参考元

この記事の値段は、下の表の店やページで確認した時点のものです。確認した年はすべて2026年です。価格は毎日変わることがあり、セール、在庫、色、店によっても違います。送料、ポイント、クーポンは、本文で触れた場合を除いて計算に入れていません。

商品確認した価格参考にした店やページ確認日
ハリオ MSS-1TB3,300円ハリオ公式11月4日
カリタ CM-503,980円価格.comの最安値11月4日
ポーレックス コーヒーミルⅡ9,130円ポーレックス公式11月4日
タイムモア C3 ESP12,980円(第三者の情報)価格.comの検索結果のAmazon11月4日
カリタ セラミックミル C-9026,400円、実売11,990円から(第三者の情報)コーヒー豆研究所(10月20日)11月4日
カリタ クラシックミル NA12,100円(第三者の情報)コーヒー豆研究所(10月20日)11月4日
ハリオ V60 電動コーヒーグラインダー コンパクト22,000円(第三者の情報)MIRUMU11月4日
デロンギ KG521J26,820円価格.comの最安値(10月13日時点)11月4日
カルディ イタリアンロースト200g 1,274円カルディ公式オンラインストア11月4日

価格は確認時点の表示価格です。第三者の記事の価格は、その記事の時点の値段です。購入前に販売ページで最新の価格を確認してください。

よくある質問

手動と電動はどちらが安いですか?

入口はほぼ同じです。ハリオ MSS-1TBは3,300円、カリタ CM-50は3,980円です。

1杯を挽く時間はどれくらい違いますか?

10gで手動が約50秒、プロペラ式が約3秒の計算です。公開された数字を10gに直しました。

何杯から電動にすべきですか?

1回3杯を超えるなら電動です。手動は2回に分けることになります。

手動なら静かですか?

販売店の目安では手動は約40〜60dB、電動は約65〜85dBです。手動は時間が長くなります。

手動ミルは洗えますか?

製品で違います。ハリオ MSS-1TBは丸洗いできますが、カリタの手挽きミルは水洗いできません。

プロペラ式はだめですか?

使えます。粒はばらつきやすいので、挽き目をそろえたい人には段階のあるミルが合います。

1年でどれくらい手で回しますか?

毎日1杯で約5時間、毎日2杯で約10時間の計算です。

ミルを買わずに済ませられますか?

済ませられます。カルディやスターバックスは店で豆を挽いてもらえます。飲む量が少ないなら、豆と粉を計算で比べてください。