全自動コーヒーメーカーは、豆を挽くところから1台で済ませるマシンです。ひと口に全自動と言っても、2万円前後のミル付きドリップ式と、7万円台のエスプレッソ式では飲めるコーヒーが違います。7台の数字を比べて、選び方を整理しました。
この記事の価格は2026年11月3〜4日に確認した値段が中心で、毎日変わることがあります。参考にした店と確認日は価格の確認日と参考元にまとめました。
この記事の立場
運営者はネスプレッソを毎日飲むカプセル派で、職場や実家でドリップコーヒーメーカーを使った経験があります。良かったのは、まとめて淹れられること、香りが部屋に広がること、好きな豆や粉を使えることです。気になったのは濃さと、フィルターの準備、洗い物の手間です。この記事の数字は、メーカーの説明書や公開情報から比べました。
全自動は2種類に分かれる
全自動コーヒーメーカーには、ミル付きドリップ式とエスプレッソ式があります。どちらも豆を入れれば挽いてくれますが、飲み物が違います。ブラックをたっぷり飲むならドリップ式、少ない量の濃い1杯ならエスプレッソ式です。
| ミル付きドリップ式 | エスプレッソ式 | |
|---|---|---|
| 飲めるもの | ドリップコーヒー | エスプレッソなど |
| 価格の例 | 約1.8〜3.2万円 | 約7〜7.5万円 |
| 1度に淹れる量 | 約450〜850ml | 1杯ずつ |
| 本体の重さ | 約3〜4kg | 約9.5kg |
| 手入れ | 使うたびに洗う | カス捨てと定期の手入れ |
値段は約4倍違います。買ってから違いに気づくと取り返しがつかないので、まず飲みたいコーヒーを決めてください。運営者のようにカプセルの濃さが好きな人に近いのは、エスプレッソ式です。ドリップ式には香りと量の良さがありますが、運営者は濃さが足りないと感じました。
ミルなしのコーヒーメーカーとの違い
粉を使うドリップコーヒーメーカーとの違いは、豆を挽く工程です。全自動なら豆を量らずに済み、挽きたてで淹れられます。メリタも、豆を量らなくても自動で挽ける点を全自動の便利さとして説明しています。一方で、ミルの音と掃除が加わります。
値段も違います。象印 EC-TG40は3,678円ですが、全自動のドリップ式は1.8万円ほどからです。差額は約1.4万円です。粉を買う生活で困っていないなら、粉を使うドリップコーヒーメーカーで十分です。豆の香りを楽しみたい人が、全自動を選ぶ意味があります。
7台の値段と大きさ
| 機種 | 価格の例 | 1度の量 | 幅×奥行×高さ | 重さ |
|---|---|---|---|---|
| シロカ カフェばこ SC-A372 | 17,819円 | 550ml(マグ2.2杯) | 16.2×28×26.4cm | 2.7kg |
| パナソニック NC-A58 | 19,800円 | 545ml(マグ2.2杯) | 15.2×27.2×34.9cm | 約3.2kg |
| ツインバード CM-D457B | 22,833円 | 450ml(マグ1.8杯) | 16×33.5×36cm | 約4.1kg |
| シロカ カフェばこPRO SC-C251 | 24,800円 | 830ml(マグ3.3杯) | 16.6×27.3×42.1cm | 4.1kg |
| タイガー ADG-A060 | 32,363円 | 850ml(マグ3.4杯) | 16×33.3×41.2cm | 3.6kg |
| デロンギ マグニフィカ S ECAM22112 | 69,800円 | 1杯ずつ | 23.8×43×35cm | 9.5kg |
| デロンギ マグニフィカ スタート ECAM22020 | 75,381円 | 1杯ずつ | 24×43.5×35cm | 9.5kg |
価格は2026年11月4日に確認した価格.comの表示価格です。買う前に販売ページで確認してください。シロカの量は最大使用水量、タイガーは定格の容量です。
シロカ カフェばこPROとタイガー ADG-A060は、マグ換算で3杯を超える量を淹れられます。家族で飲むなら、この2台に余裕があります。1人なら、550mlのシロカ SC-A372やパナソニック NC-A58で足ります。ツインバードは450mlとやや少なめですが、その分だけ濃い1杯を作る設計です。
置き場所を面積で比べる
全自動は本体が大きくなりやすいマシンです。幅と奥行きを掛けて、台の上で使う面積を計算しました。
本体の幅と奥行きを掛けて計算しました。ふたの開閉や手前の空間は入っていません。
エスプレッソ式は、ドリップ式の約2〜2.5倍の面積を使います。デロンギは幅24cm、奥行き約43cmで、重さは9.5kgです。買ったあとに動かすのは大変です。コンセントの近くに、置き場所を先に決めてください。
高さも重要です。シロカ カフェばこPROは42.1cm、タイガー ADG-A060は41.2cmあります。吊り戸棚の下に置くなら、豆を入れるふたが開くかを確認しましょう。低いのはシロカ SC-A372の26.4cmです。
粉の量と濃さ
運営者が気になったドリップの濃さは、粉の量に関わります。1杯に使う豆の量を比べました。豆の値段を1g約4円と仮定すると、1杯の値段も分かります。
説明書や公開情報の1杯の豆の量に、1g4円を掛けました。ツインバードの量は説明書の1CUPの目安です。薄い帯は幅です。
| 機種 | 1杯の豆 | 1杯の豆代 | 1日2杯で1年 |
|---|---|---|---|
| パナソニック NC-A58 | 10g | 約40円 | 約29,200円 |
| シロカ SC-A372 | 12g | 約48円 | 約35,000円 |
| デロンギ ECAM22020 | 8〜12g | 約32〜48円 | 約23,400円〜35,000円 |
| ツインバード CM-D457B | 16〜18g | 約64〜72円 | 約46,700円〜52,600円 |
ツインバード CM-D457Bは1杯16〜18gで、他より豆を多く使います。1杯150mlとすると、100mlあたり約11〜12gです。ドリップバッグの約5gの2倍以上です。濃い1杯を飲めますが、1年の豆代は約4.7〜5.3万円かかります。濃さと豆の減りはセットで考えてください。
ミルの音を確認する
全自動の不満で目立つのが音です。第三者の測定では、デロンギ ECAM22020が74.4dB、ツインバード CM-D457Bが85dB前後でピークは94dBです。測り方が違うので単純には比べられません。それでも、機種で音が違うことは分かります。
パナソニック NC-A58の価格.comの口コミにも、ミル音の不満があります。家族が寝ている朝に淹れる人は、買う前に音の口コミを確認してください。
手入れの量はタイプで違う
全自動は掃除するパーツが増えます。メーカーの案内をまとめました。運営者もカプセルマシンの掃除を面倒に感じているので、全自動を選ぶ人はここを先に確認してください。
| 機種 | 使うたび | それ以外 |
|---|---|---|
| デロンギ | カスを捨てる(毎日) | 抽出ユニットは月1回、除石灰はランプで案内 |
| パナソニック NC-A58 | 中性洗剤で洗う | ミルは自動洗浄 |
| シロカ SC-A372 | 洗う | 湯あかが目立ったらクエン酸で洗浄 |
| シロカ SC-C251 | 手入れが必須 | 説明書に従う |
| ツインバード CM-D457B | サーバーなどを洗う | ミルは汚れたらブラシで掃除 |
| タイガー ADG-A060 | ミルを外して洗える | ホッパーなどは食洗機対応 |
掃除を減らしたいなら、ミルの自動洗浄があるパナソニック、食洗機に入れられるタイガーが候補です。デロンギは毎日の手入れが少なく見えますが、月1回の抽出ユニットの洗浄があります。買う前に説明書のお手入れの章を読むと、失敗が減ります。
場面ごとの選び方
朝に1人で飲む
マグ1杯は250mlです。どの機種でも足ります。この使い方なら、置き場所が小さいパナソニック NC-A58か、高さの低いシロカ SC-A372が合います。朝の音が気になるなら、ミルの音の口コミを先に確認してください。
夫婦で1杯ずつ飲む
マグ2杯で500mlです。545mlのパナソニック NC-A58と550mlのシロカ SC-A372は足ります。450mlのツインバードは小さめのカップなら2杯です。1回で淹れ切る量が足りないと、豆を2回分挽くことになるので、量は先に計算してください。
家族や来客で何杯も飲む
マグ3杯で750mlです。今回の7台で届くのは、830mlのシロカ カフェばこPROと850mlのタイガー ADG-A060です。1度にたくさん淹れる家庭には、この2台が候補です。エスプレッソ式は1杯ずつなので、人数分を淹れるには時間がかかります。
在宅で少しずつ飲む
1杯ずつ淹れるならエスプレッソ式も選べます。水タンクは1.8Lで、1回の量が少なければ何杯も給水なしで淹れられます。ドリップ式を選ぶなら保温の不満が見られる機種もあるので、飲み切る時間も考えてください。
豆はどのくらい必要か
全自動は豆で買うことが前提です。1杯10gで1日2杯なら、1か月で600gです。一般的な250gの袋なら、月に2〜3袋を使います。豆を約200g入れておけるシロカ カフェばこPROなら、約10日分を入れられます。
デロンギのホッパーは250gなので、1杯10gなら25杯分です。ホッパーに入れっぱなしにする期間は、なるべく短くしてください。豆は値段も味も幅が広いので、最初は少量の袋で試し、好みが決まってから大きな袋にします。
カプセルからの乗り換えで考える
運営者のようにカプセルを飲む人が全自動に替えると、豆代はどう変わるのでしょうか。アルペジオ約103円、ロッソカフェ約66円と比べます。パナソニック NC-A58で1杯10g、約40円で計算しました。
| 今のカプセル | 1杯の差 | 19,800円を取り戻す杯数 | 1日2杯で |
|---|---|---|---|
| ロッソカフェ 約66円 | 約26円 | 約753杯 | 約376日 |
| アルペジオ 約103円 | 約63円 | 約316杯 | 約158日 |
エスプレッソ式の7万円台なら、ロッソカフェと比べて約2,900杯、1日2杯で4年近くかかります。値段だけで乗り換えるなら、エスプレッソ式は難しい選択です。値段よりも、香りや好きな豆を選べる楽しさに価値を感じる人向けのマシンです。
7台の特徴
シロカ カフェばこ SC-A372
今回の7台で最も安いミル付きドリップ式です。高さが26.4cmで、棚の中にも置きやすい大きさです。1杯の豆はホットで12gと多めです。価格.comの満足度は4.22(3件)で、件数は少ない状態です。
合う人
- 最初の全自動を安く買いたい
- 棚の下に置きたい
合わない人
- たくさん淹れたい
広告シロカ カフェばこ SC-A372
パナソニック NC-A58
4カップ用の全自動で、ミルは自動で洗浄されます。面積は今回の7台で最も小さい約413cm²です。価格.comの満足度は3.62(38件)です。
合う人
- 置き場所を小さくしたい
- ミルの掃除を減らしたい
合わない人
- ミルの音が気になる
口コミの好評点
- 味が良い
- 価格の割に満足
口コミの不満点
- ミルの音が大きい
- 保証後に故障した
広告パナソニック NC-A58
ツインバード CM-D457B
豆を多く使う設計のミル付きドリップ式です。運営者のように、ドリップの濃さが物足りない人には面白い1台です。価格.comの満足度は4.46(40件)で、今回のドリップ式では件数も多い部類です。
合う人
- 濃いドリップが好き
- 少量を丁寧に淹れたい
合わない人
- 豆代を抑えたい
- 家族で何杯も飲む
口コミの好評点
- 味が良い
- サイズがちょうど良い
口コミの不満点
- ミルの掃除が手間
- 保温が弱い
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シロカ カフェばこPRO SC-C251
豆を約200g入れておけるタイプで、最大6杯を淹れられます。豆を自動で量り、マグに直接淹れられる点が好評です。価格.comの満足度は3.31(20件)です。
合う人
- 毎朝まとめて淹れる
- 計量の手間を減らしたい
合わない人
- 熱いコーヒーが好き
- 手入れを減らしたい
口コミの好評点
- 自動で量れる
- マグに直接淹れられる
口コミの不満点
- ぬるい
- 薄い
- 保温が弱い
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タイガー ADG-A060
2026年10月発売の新しい全自動で、1杯約120mlです。ミルを取り外して刃まで分解でき、ホッパーなどは食洗機に対応しています。透過と浸漬を組み合わせて淹れる点も特徴です。口コミはまだほとんどありません。
合う人
- 家族で何杯も飲む
- 掃除のしやすさを重視する
合わない人
- 口コミを見てから買いたい
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デロンギ マグニフィカ S ECAM22112
デロンギの定番のエスプレッソ式で、価格.comの満足度は4.65(96件)です。スタートと比べると価格が少し抑えられています。公式サイトに掲載があり、販売も確認できました。
合う人
- エスプレッソを豆から飲みたい
- 定番の機種を選びたい
合わない人
- 置き場所が狭い
- 2万円台で済ませたい
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デロンギ マグニフィカ スタート ECAM22020
エスプレッソは約20〜180ml、スペシャルティは約100〜240mlで淹れられます。カプセルの濃い1杯が好きな人に近いタイプです。価格.comの満足度は4.76(22件)です。Rentioのレビューでは、味と操作の簡単さが好評でした。
合う人
- ミルクと合わせて飲む
- カフェの味を豆から楽しむ
合わない人
- 値段を抑えたい
- 重いマシンを置けない
口コミの好評点
- 味が良い
- 操作が簡単
口コミの不満点
- 手入れが必要
- 慣れるまで戸惑う
広告デロンギ マグニフィカ スタート ECAM22020
買う前の確認リスト
この5つを確認してください
- 飲みたいのはドリップか、エスプレッソか
- 置き場所の幅、奥行き、高さは足りるか
- 1度に淹れる量は足りるか
- 朝のミルの音は問題ないか
- 手入れの回数を続けられるか
迷ったら、ドリップ式ならパナソニック NC-A58から考えてください。濃いドリップが好きならツインバード、カプセルの濃さが好きならデロンギです。ほかの方法も含めた値段は家のコーヒー1杯の値段の比較にまとめています。
価格の確認日と参考元
この記事の値段は、下の表の店やページで確認した時点のものです。確認した年はすべて2026年です。価格は毎日変わることがあり、セール、在庫、色、店によっても違います。送料、ポイント、クーポンは、本文で触れた場合を除いて計算に入れていません。
| 商品 | 確認した価格 | 参考にした店やページ | 確認日 |
|---|---|---|---|
| シロカ SC-A372 | 17,819円 | 価格.comの最安値 | 11月4日 |
| パナソニック NC-A58 | 19,800円 | 価格.comの最安値 | 11月4日 |
| ツインバード CM-D457B | 22,833円 | 価格.comの最安値 | 11月4日 |
| シロカ SC-C251 | 24,800円 | 価格.comの最安値 | 11月4日 |
| タイガー ADG-A060 | 32,363円 | 価格.comの最安値 | 11月4日 |
| デロンギ ECAM22112 | 69,800円 | 価格.comの最安値 | 11月4日 |
| デロンギ ECAM22020 | 75,381円 | 価格.comの最安値 | 11月4日 |
| 象印 EC-TG40 | 3,678円 | 価格.comの最安値 | 11月3日 |
価格は確認時点の表示価格です。第三者の記事の価格は、その記事の時点の値段です。購入前に販売ページで最新の価格を確認してください。
よくある質問
全自動とコーヒーメーカーの違いは何ですか?
全自動は豆を挽くところから自動です。粉を使うコーヒーメーカーにはミルが付いていません。
エスプレッソ式とドリップ式はどちらがいいですか?
飲みたいコーヒーで決めます。たっぷりのブラックならドリップ式、濃い少量の1杯ならエスプレッソ式です。
一番安い全自動はどれですか?
今回の7台ではシロカ SC-A372で、17,819円でした。価格は時期で変わります。
ミルの音はどれくらいですか?
第三者の測定では、機種により約74〜94dBの例があります。
手入れが楽な全自動はありますか?
ミルの自動洗浄があるパナソニック NC-A58や、ホッパーなどが食洗機に入るタイガー ADG-A060が候補です。
粉も使えますか?
機種で違います。買う前に商品ページと説明書を確認してください。
カプセルから乗り換えると安くなりますか?
パナソニックなら1杯約40円で、ロッソカフェより約26円下がります。エスプレッソ式はマシン代の回収に時間がかかります。
2人暮らしならどのくらいの量が必要ですか?
マグ2杯で500mlです。545mlのパナソニック NC-A58か、550mlのシロカ SC-A372が足ります。
参考にした情報
- デロンギ ECAM22020 取扱説明書
- デロンギ ECAM22112 取扱説明書
- デロンギ公式 ECAM22112
- パナソニック公式 NC-A58
- パナソニック コーヒーメーカー比較表
- シロカ SC-A352、SC-A372 取扱説明書
- シロカ SC-C251 取扱説明書
- ツインバード CM-D457 取扱説明書
- タイガー ADG-A060 発表資料
- 家電Watch NC-A58のレビュー
- Rentio ECAM22020のレビュー
- Rentio CM-D457Bのレビュー
- mybest ECAM22020の検証
- メリタ公式 アロマフレッシュ
- 価格.com NC-A58のレビュー
- 価格.com CM-D457Bのレビュー
- 価格.com SC-C251のレビュー