ネスプレッソのマシンは、値段だけで選ぶと後から変えにくい買い物です。マシンを決めると、使えるカプセルも決まるからです。5年以上オリジナルを使っている運営者の経験をもとに、4台を置き場所、手入れ、飲み方から比べました。

この記事の価格は2026年11月4日に確認した値段が中心で、毎日変わることがあります。参考にした店と確認日は価格の確認日と参考元にまとめました。

運営者の使い方

運営者はカフェの味を家で飲みたくて、カプセルの種類が多いネスプレッソ オリジナルを選びました。5年以上使っていて、毎日2〜3杯飲みます。満足しているのは、ボタンを押すだけで楽なこと、すぐ淹れられること、小さくて置きやすいこと、5年以上壊れていないことです。不満は掃除で、特に湯通しによる洗浄に時間がかかります。

最初に決めるのはオリジナルかヴァーチュオか

ネスプレッソのマシンは、オリジナルとヴァーチュオの2つに分かれます。この2つでカプセルは共用できません。ここを決めないまま機種を見比べると、後で困ります。カプセルの値段を抑えたいならオリジナル、マグサイズを1ボタンで淹れたいならヴァーチュオが基本です。

オリジナルヴァーチュオ
得意な量エスプレッソ約40ml、ルンゴ約110mlマグサイズまで
操作エスプレッソとルンゴのボタンを選ぶバーコードを読み取り、1ボタンで淹れる
互換カプセルロッソカフェなどがあるオリジナル用は使えない
本体の形小さい機種がある奥行きがある

運営者の飲み方はオリジナルに合っています。エスプレッソサイズで淹れて冷たいミルクを足すので、大きな量を1度に淹れる機能はいりません。ロッソカフェのような互換カプセルを選べる点も、オリジナルの強みです。

カプセルの違いはコーヒーカプセルの選び方で詳しく比べています。この記事では、オリジナルを中心に機種の選び方を説明します。

4台の値段と大きさ

今回比べる4台をまとめました。ラティシマは価格を確認できた現行のワン プラス F121を取り上げます。

機種価格の例水タンク幅×奥行×高さ重さ
エッセンサ ミニ C3017,812円0.6L8.4×33×20.4cm2.3kg
シティズ プラチナム C14030,800円1L13×38.9×27.7cm4kg
ラティシマ ワン プラス F12137,400円1L15.4×32.4×25.6cm―
ヴァーチュオ ポップ13,800円0.56L14×42.6×25cm3.5kg

価格は2026年11月4日に価格.comで確認した例です。表示価格です。ヴァーチュオ ポップはAmazonの1色の表示で、公式の表示は19,800円です。色や時期で価格は変わります。

置き場所を面積で比べる

運営者がマシンで満足している点の1つが、小さくて置きやすいことです。毎日使うマシンは、置いたままになります。出し入れが面倒なら使わなくなるので、大きさは味と同じくらい大切です。そこで、幅と奥行きを掛けて、台の上で使う面積を計算しました。

マシンが台の上で使う面積
エッセンサ ミニ C30約277cm²
ラティシマ ワン プラス F121約499cm²
シティズ プラチナム C140約506cm²
ヴァーチュオ ポップ約596cm²
A4用紙約624cm²

本体の幅と奥行きを掛けて計算しました。実際にはカップを出し入れする手前の空間と、水を入れるための上の空間も必要です。

エッセンサ ミニはA4用紙の半分以下で収まります。同じオリジナルでも、シティズはエッセンサ ミニの約1.8倍の面積を使います。ヴァーチュオ ポップは幅14cmですが、奥行きが42.6cmあります。棚に置くなら、奥行きを先に測ってください。

もう1つの注意点は高さです。大きめのマグやグラスを使う人は、カップ台に入るかを確認しましょう。運営者も大きめのマグやグラスを使いますが、エスプレッソを受けるだけなら小さなカップで足ります。淹れてから大きなグラスに移す手もあります。

水タンクは何杯分あるか

水タンクの容量は、給水の回数に直すと分かりやすくなります。エスプレッソ40mlで計算すると、次のようになります。

満水のタンクで淹れられるエスプレッソの杯数
エッセンサ ミニ 0.6L15杯
シティズ、ラティシマ 1L25杯

タンクの容量を40mlで割った計算です。実際には湯通しや排水の分だけ少なくなります。

ルンゴ110mlなら、エッセンサ ミニで5.5杯、シティズで約9杯です。1人で1日2〜3杯なら、エッセンサ ミニでも毎日給水するほどではありません。ただ、取扱説明書は1日の終わりに残った水を捨てて洗う手順を案内しています。タンクの大きさより、毎日水を入れ替えやすいかを重視してください。

家族で4人以上が飲むなら、話は変わります。ルンゴを4杯淹れると440mlで、エッセンサ ミニの水の大半を使います。こうした使い方なら、1Lのシティズやラティシマに余裕があります。

手入れは買う前に知っておく

運営者の不満はマシンの掃除で、特に湯通しによる洗浄に時間がかかります。週に数回は手入れをしています。カプセルマシンは粉を扱わない分だけ楽ですが、掃除がなくなるわけではありません。ここは買う前に知っておいてください。

エッセンサ ミニとシティズ プラチナムの取扱説明書は、毎日の最後に湯通しをして、各パーツを洗うよう案内しています。洗う場所は、水タンク、カプセルコンテナ、カップ台、排水受け皿などです。食器洗い機は使えません。

手入れ目安内容
毎日1日の終わり湯通しをして、タンクやカプセルコンテナを洗う
抽出が遅いとき気づいたときピラミッドプレートを歯ブラシなどで掃除する
湯あか除去6か月に1度が推奨ネスプレッソ正規品の洗浄剤を使う

手順の詳しい説明はネスプレッソの掃除方法にまとめました。運営者の週に数回は説明書の案内より少ない回数です。それでも掃除を面倒に感じるので、毎日きちんと続けるならさらに手間がかかります。掃除が苦手な人は、次の2つを基準に選んでください。

1つ目はカプセルの容器です。エッセンサ ミニのカプセルコンテナは最大6個で、1日3杯なら2日に1回は空にします。2つ目はパーツの数です。ラティシマはミルクの通り道も洗う必要があります。公開された口コミでも、洗浄の手間が不満点に挙がっています。

湯あか除去の目安は水の硬度で変わります。エッセンサ ミニなら、硬度180mg/Lで約600杯、シティズは130mg/Lで約2,000杯が説明書の目安です。どちらも、杯数に届かなくても6か月に1度を勧めています。5年使うと10回ほどになる計算です。

ボタンだけで淹れられる良さ

運営者が一番分かりやすく満足しているのは、ボタンだけで淹れられることです。粉を量る必要も、お湯を沸かす必要もありません。エッセンサ ミニの説明書では、電源を入れてから約25秒で準備ができます。朝でも仕事の合間でも、手順を覚える必要がありません。

手順は、水を入れる、電源を入れる、カプセルを入れる、ボタンを押すの4つです。カプセルごとに味が決まっているので、粉の量やお湯の量で迷うこともありません。コーヒーの知識がなくても、同じ味を繰り返し飲めるのがカプセルマシンの強みです。

反対に、自分で味を調整したい人には向きません。好きな豆を使いたいなら、ドリップコーヒーメーカーや全自動コーヒーメーカーも比べてください。

場面ごとの選び方

朝に1人で飲む

1杯淹れて出かけるだけなら、機能は多くなくて十分です。エッセンサ ミニの2ボタンで足ります。カプセルコンテナが6個までなので、週末に飲む人でも空にする回数は少なくて済みます。

夫婦で1杯ずつ飲む

好みが違っても、カプセルを替えるだけで別の味を淹れられます。2人で1日2杯ずつなら4杯で、エスプレッソなら160mlの水です。エッセンサ ミニでも水は足りますが、カプセルの容器は1日半ほどでいっぱいになります。空にする手間を減らしたいならシティズが候補です。

在宅で仕事の合間に飲む

運営者が飲むのは主に仕事中で、昼食のあとの1杯が定番です。机の近くに置くなら、幅の狭さが効いてきます。エッセンサ ミニの幅8.4cmなら、棚のすき間にも置きやすくなります。お湯も使いたいなら、ボタンのあるシティズが便利です。

カプセル代も先に計算する

マシンを買うと、カプセル代がずっと続きます。1か月をいくらで考えるかを先に決めておくと、買ったあとに困りません。1か月30日で計算しました。

1日の杯数ロッソカフェアルペジオ
1杯約2,000円約3,100円
2杯約4,000円約6,200円
3杯約6,000円約9,200円

運営者のように1日2〜3杯なら、純正だけで月6,000〜9,000円ほどです。普段はロッソカフェ、特別なときに純正という使い分けは、値段を抑えるための現実的な方法です。この使い分けが取れるのも、オリジナルを選ぶ理由になります。

マシン代はどのくらいで取り戻せるか

マシンの値段は、外で買うコーヒーと比べると見え方が変わります。エッセンサ ミニの17,812円で、1日2杯飲む場合を計算しました。

外で買うコーヒー家で飲むカプセル取り戻す杯数1日2杯で
コンビニ 140円ロッソカフェ 約66円242杯約121日
コンビニ 140円アルペジオ 約103円476杯約238日
スターバックス トール 455円アルペジオ 約103円51杯約25日

コンビニの代わりにロッソカフェを飲むなら、約4か月で差額がマシン代に届きます。スターバックスの店で買う1杯と比べると、1か月かかりません。もちろん量も場所も違うので、単純な損得ではありません。運営者が飲むエスプレッソとコンビニのコーヒーは別の飲み物です。目安として見てください。

5年使うと、マシン代は1杯あたりいくらでしょうか。1日2杯、5年で3,650杯として割りました。

機種マシン代(1杯あたり)5年の合計(ロッソカフェ)5年の合計(アルペジオ)
エッセンサ ミニ C30約4.9円約26.0万円約39.2万円
シティズ プラチナム C140約8.4円約27.3万円約40.5万円
ラティシマ ワン プラス F121約10.2円約27.9万円約41.2万円
ヴァーチュオ ポップ約3.8円互換は使えないカプセルが別

マシンの差は1杯あたり約5〜10円です。長く使うなら、機種の値段より選ぶカプセルのほうが合計に大きく響きます。たとえばエッセンサ ミニとシティズの差は約1.3万円ですが、ロッソカフェとアルペジオの差は5年で約13万円です。機種は値段より、置きやすさと使いやすさで選んで問題ありません。

ミルク機能はいるか

迷いやすいのがミルク機能です。ラティシマは本体でミルクメニューを作れます。一方で、運営者の飲み方にミルク機能は必要ありません。エスプレッソに冷たいミルクを足すだけで、カフェオレ風の1杯が作れます。

冷たいミルクを足す飲み方ならミルク機能はいりません。温かい泡立てたミルクを毎日飲みたい人だけ、ラティシマを選ぶ価値があります。別売りのミルク泡立て器を足す方法もあります。カフェオレの作り方はカフェオレに合うカプセルの比較にまとめました。

4台の特徴

エッセンサ ミニ C30

水タンク0.6L
幅8.4cm
ボタン2つ
参考価格17,812円

オリジナルの小型機で、ボタンはエスプレッソ約40mlとルンゴ約110mlの2つです。電源を入れてから約25秒で準備ができ、約9分操作がないと電源が切れます。運営者が満足しているボタンだけの操作を、そのまま選びやすい1台です。丸い形のD30は幅11cmです。

合う人

  • 1〜2人で飲む
  • 置き場所が狭い
  • 最初の1台を手ごろに買いたい

合わない人

  • 家族で何杯も飲む
  • お湯も同じマシンで出したい

価格.comの満足度は4.01(20件)です。タンクとカプセル容器が小さい、手入れが少し面倒という不満が見られます。

広告ネスプレッソ エッセンサ ミニ C30

シティズ プラチナム C140

水タンク1L
幅13cm
ボタン5つ
参考価格30,800円

エスプレッソ、ルンゴに加えて、アメリカーノ、アメリカーノXL、お湯のボタンがあるオリジナルのマシンです。水タンクは1Lで、エッセンサ ミニの約1.7倍です。淹れる量の選択肢が増えるので、ブラックで大きめに飲む人に向きます。その分だけ本体は大きく、重さは4kgです。

合う人

  • ブラックを大きめに飲む
  • 家族で使う
  • お湯も出したい

合わない人

  • 置き場所が狭い
  • ボタンの少ない機種が好き

価格.comの満足度は4.00(1件)で、件数はかなり少ない状態です。ボタンが小さく、最初は分かりにくいという声があります。

広告ネスプレッソ シティズ プラチナム C140

ラティシマ ワン プラス F121

水タンク1L
幅15.4cm
ミルクあり
参考価格37,400円

ミルクメニューを本体で作れるオリジナルのマシンです。今回の4台で最も高く、消費電力も1,450Wと大きめです。冷たいミルクを足す運営者の飲み方なら機能が余りますが、温かいミルクを毎日飲むなら手間が減ります。ミルクの通り道の掃除を続けられるかが判断の分かれ目です。

合う人

  • 温かいカフェラテを毎日飲む
  • ミルクの準備を減らしたい

合わない人

  • ブラックだけ飲む
  • 掃除の手間を減らしたい

価格.comの満足度は5.00(2件)で、件数はかなり少ない状態です。洗浄が少し面倒、分解清掃に手間がかかるという声があります。

広告ネスプレッソ ラティシマ ワン プラス F121

ヴァーチュオ ポップ

水タンク0.56L
奥行42.6cm
ボタン1つ
参考価格13,800円〜

ヴァーチュオの手に取りやすい機種で、カプセルのバーコードを読み取って淹れ分けます。ボタンは1つで、マグサイズも淹れられます。ただしカプセルはヴァーチュオ専用で、ロッソカフェなどのオリジナル用は使えません。公式の表示は19,800円で、販売店によって価格差があります。

合う人

  • マグサイズのブラックを飲む
  • 操作を1ボタンにしたい

合わない人

  • 互換カプセルで値段を抑えたい
  • 奥行きの浅い棚に置く

価格.comの満足度は4.04(3件)です。レバーが固い、サイズが大きいという声があります。

広告ネスプレッソ ヴァーチュオ ポップ

運営者の飲み方に合うのはどれか

運営者の飲み方は、エスプレッソサイズ、冷たいミルク多め、1日2〜3杯です。この条件に合うのは、オリジナルのエッセンサ ミニです。ボタンは2つで足り、ミルク機能もいりません。小さく置きやすい点は、運営者がマシンに満足している理由の1つです。

一方、マシンの掃除は運営者の不満です。カプセル容器が小さいエッセンサ ミニでは、空にする回数が増える点も考えて選んでください。ブラックを大きめに飲むならシティズ、温かいミルクならラティシマというように、飲み方に合わせて選び方は変わります。

保証と長く使うためのこと

運営者のマシンは5年以上壊れていませんが、すでに保証は切れています。今回確認した取扱説明書には、購入日から2年、シリアル番号の登録で3年の保証が書かれています。買うときに最新の条件を確認し、登録を済ませてください。

純正以外のカプセルで起きた故障は、保証の対象外です。マシンの保証の間は純正を使うのが安全です。互換カプセルの注意点は純正と互換カプセルの比較にまとめました。流れが悪くなったら湯通しやピラミッドプレートの掃除を試し、湯あか除去も忘れないようにしましょう。

買う前の確認リスト

この5つを確認してください

  • オリジナルか、ヴァーチュオか
  • 置き場所の幅、奥行き、高さは足りるか
  • 1日に何杯、どの量で飲むか
  • ミルクは足すだけか、温めて泡立てるか
  • 毎日の手入れを続けられそうか

価格の確認日と参考元

この記事の値段は、下の表の店やページで確認した時点のものです。確認した年はすべて2026年です。価格は毎日変わることがあり、セール、在庫、色、店によっても違います。送料、ポイント、クーポンは、本文で触れた場合を除いて計算に入れていません。

商品確認した価格参考にした店やページ確認日
エッセンサ ミニ C3017,812円価格.comの最安値11月4日
シティズ プラチナム C14030,800円価格.comの最安値11月4日
ラティシマ ワン プラス F12137,400円価格.comの最安値11月4日
ヴァーチュオ ポップ13,800円価格.comの最安値11月4日
ヴァーチュオ ポップ 公式19,800円ネスプレッソ公式11月4日
スターバックス Tall455円〜スターバックス公式メニュー11月4日
セブン-イレブン R140円セブン-イレブン公式11月4日

価格は確認時点の表示価格です。第三者の記事の価格は、その記事の時点の値段です。購入前に販売ページで最新の価格を確認してください。

よくある質問

オリジナルとヴァーチュオのカプセルは共用できますか?

できません。カプセルの形が違います。ロッソカフェなどの互換カプセルもオリジナル用です。

初めての1台にはどれが合いますか?

1〜2人でエスプレッソを飲むならエッセンサ ミニです。ボタンが2つで小さく、値段も手に取りやすい機種です。

ミルク機能は必要ですか?

冷たいミルクを足すだけなら不要です。温かい泡立てたミルクを毎日飲むならラティシマが候補になります。

手入れはどれくらい必要ですか?

取扱説明書は1日の終わりの手入れを案内しています。運営者は週に数回の掃除をしていて、そこが不満です。

湯あか除去はいつしますか?

水の硬度で目安は変わります。エッセンサ ミニとシティズ プラチナムの説明書は、杯数に届かなくても6か月に1度を勧めています。

マシンは何年使えますか?

運営者のマシンは5年以上、故障なしで使えています。使い方で変わります。

エッセンサ ミニで大きなマグは使えますか?

カップ台に入る高さかを確認してください。入らないときは小さなカップで受けてマグに移します。

保証は何年ですか?

確認した取扱説明書では、購入日から2年、シリアル番号の登録で3年です。購入時に最新の条件を確認してください。