タンブラーのにおいは、本体とパッキンを分けて考えます。本体は酸素系漂白剤、パッキンは酸素系か専用の塩素系です。塩素系をステンレスの本体に使わないでください。サーモスとタイガーの案内をもとに、部品ごとの手順、容量別の漂白剤の量、1年の費用を計算しました。運営者が家で使うサーモスのタンブラーを例に説明します。

この記事の価格は2026年11月5日に確認した値段が中心で、毎日変わることがあります。参考にした店と確認日は価格の確認日と参考元にまとめました。

運営者のタンブラーと手順の注意

運営者はサーモスのタンブラーを家で使っています。氷が溶けにくいと感じていますが、マシンの下には入りません。この記事の手順はサーモスとタイガーの案内をもとにしています。お使いの製品の取扱説明書を優先してください。

コーヒーのにおいが残る理由

タイガーの案内によると、茶渋やコーヒー汚れの原因は、飲み物に含まれるタンニンや油脂です。ステンレスの内側に薄く付いた膜が、次の飲み物に香りを移します。見た目がきれいでも、油の膜は残ります。スポンジが底まで届いていないと、なおさらです。

タンブラーは、マグより熱を保ちます。温かいコーヒーを長く入れておける分、飲み物が内側に触れている時間も長くなります。ブラックよりミルクを足した1杯の方が、油分は増えます。運営者も1日1回くらいミルクを足します。タンブラーでミルク入りを飲んだ日は、手入れを少し丁寧にしてください。

もう1つの場所が、ふたとパッキンです。溝があり、液が入り込みます。本体をいくら洗っても、ふたからにおう場合があります。次の項目で、においの場所を先に確かめます。

においの場所を確かめる

手順は、部品を全部外して、1つずつにおいを嗅ぐだけです。本体だけ、ふただけ、パッキンだけで確かめます。サーモスの案内も、使用後はふた、飲み口、パッキンを外して洗うよう書いています。場所ごとに、使えるものが変わります。

場所毎回週1回ほど使わないもの
本体の内側柔らかいスポンジと中性洗剤酸素系漂白剤塩素系漂白剤
本体の外側中性洗剤で拭く―漂白剤を付けない
ふた、飲み口外して洗う酸素系漂白剤―
パッキン外して洗う酸素系漂白剤。月1回は塩素系も可―

サーモスの「水筒&スープジャーの洗い方」とタイガーの案内をまとめました。タンブラーの構造は製品で違うので、説明書を確かめてください。

パッキンの塩素系は、サーモスのパッキン用の専用品の案内です。本体に付かないよう、パッキンと樹脂の部品だけを分けて浸けます。金属の部品やボウルには使えません。洗い桶がステンレスなら、別の容器を用意します。

サーモスの真空断熱タンブラー JDPは、公式の資料で全パーツ食洗機対応です。パッキンにタブがあり、外しやすくなっています。ただ食洗機が使えるかは製品で違います。サーモスも、本体が使えない製品は手洗いと書いています。買う前に確認する点はサーモスと象印のタンブラーの比較にまとめました。

本体のにおいを取る手順

サーモスの案内の基本が、酸素系漂白剤です。頻度は週1回ほどです。ぬるま湯500mlに3gを溶かし、約40℃で約30分浸けます。樹脂の部品とパッキンも一緒に浸けられます。終わったら水でよくすすぎ、十分に乾かします。

酸素系漂白剤の流れ(サーモスの案内)
1. 外すふた、飲み口、パッキンを外す全部ばらす
2. 溶かすぬるま湯に酸素系漂白剤を入れる500mlに3g、約40℃
3. 浸ける本体に注ぎ、部品も浸ける約30分、ふたはしない
4. すすぐ水で洗い流す外側に液を付けない
5. 乾かすふたを閉めず口を開けて乾かす十分に乾かす

いちばん大事なのは、ふたをしないことです。サーモスは、密閉状態になって危険だと書いています。酸素系漂白剤は液の中で泡が出ます。タンブラーのふたを閉めて振る使い方はやめてください。タイガーも、本体の外側に酸素系を使うと塗装がはがれる原因になると案内しています。

タンブラーの容量に合わせて、量を計算しました。サーモスの割合は500mlに3gなので、1mlあたり0.006gです。計量スプーンでは量りにくい量なので、小さなはかりがあると正確です。割合は案内に合わせてください。

タンブラーの容量ごとの酸素系漂白剤の量(500mlに3gの割合)
JDP-301 300ml約1.8g
JDW 340ml約2.0g
JDP-401 400ml約2.4g
JDP-501 500ml約3.0g

サーモスの割合を容量に比例させた編集部の計算です。満水まで入れる場合の量です。JDWは340mlとして計算しました。

液はタンブラーの中で作らなくても構いません。計量カップで溶かしてから注ぐと、溶け残りが底にたまりません。部品を浸けたいなら、少し大きなボウルで作ります。ただし塩素系を使うときは、金属のボウルは使えません。酸素系でも、シャボン玉の表示は金属製の容器を使えないものに挙げています。プラスチックかガラスの容器が無難です。

タイガーの洗浄剤を使う場合

タイガーのTAA-B100は、真空断熱ボトルやコーヒーサーバー、ポット用の洗浄剤です。5g入りが5包で、1包で800mlまでの水に使います。約40℃のお湯で2時間置きます。汚れがひどいときは、さらに長く置くと書かれています。pHは弱アルカリ性です。

使い方の注意もあります。洗浄の液は飲まないでください。大量の湯を使うと泡があふれることがあります。洗浄中は、付属のシールを見える場所に貼ります。これは家族が間違えて飲まないための工夫です。鉄、銅、アルミ、砲金のものには使えません。

シャボン玉 酸素系漂白剤タイガー TAA-B100
量750g5g×5包
値段(11月5日)547円(クリエイトSD)415円(ヨドバシ)
1回の割合サーモスの割合で500mlに3g800mlまでに1包
置く時間約30分(サーモスの案内)2時間
ステンレス水筒の内側使える(表示あり)使える
ほかの用途茶しぶ、ふきん、排水口などコーヒーサーバーなど

シャボン玉の表示は、ステンレス水筒の内側について、水2Lに8gを15〜30分と書いています。500mlなら2gです。サーモスの割合は3gなので、製品で少し違います。使う漂白剤の表示に合わせてください。この記事の計算は、サーモスの割合を例にしています。

1年の費用を計算する

週1回の手入れを1年続けると、費用はどれくらいかを比べました。340mlのタンブラーで計算します。シャボン玉は1gあたり約0.73円で、1回約2.0gなので約1.5円です。タイガーは1包約83円です。

週1回の手入れを1年続けた費用
シャボン玉 酸素系 340ml分約77円
タイガー TAA-B100 1包約4,316円

11月5日に確認した税込の値段を52回で計算しました。水道代は入れていません。タイガーの案内に週1回という頻度はなく、比較のための計算です。

1年で約56倍の差です。ただしタイガーの1包は800mlまで使えて、ボトルやサーバーをまとめて洗う人には余裕があります。普段は酸素系の粉で、たまにしか洗わないなら個包装、という分け方が現実的です。使う回数が月1回なら、タイガーでも1年で約996円です。

タンブラーの本体は、JDP-301で公式5,500円です。酸素系の手入れは1年で約77円なので、本体の値段の約1%です。においが取れないから買い替える前に、まず手入れの費用と比べてください。パッキンの交換なら、もっと小さな費用で済みます。

パッキンのにおいを取る

ふたのにおいの多くは、パッキンです。サーモスは、パッキンの交換の目安を1年としています。1年以上使っていて、洗ってもにおいが残るなら、交換を先に考えます。部品として買えるかどうかは、製品ごとに確かめてください。

手入れは酸素系のほかに、サーモスのパッキン用塩素系漂白剤があります。月1回を目安に、1包と約40℃のぬるま湯150mlで浸けます。茶しぶやコーヒーの汚れは2〜8時間です。塩素系は金属に使えないので、パッキンと樹脂の部品だけを浸けてください。

食洗機も選択肢です。運営者はタンブラーを食洗機で洗い、においで困ったことはありません。サーモスは、パッキンは全製品が食洗機に対応としています。本体が手洗いの製品でも、パッキンだけ食洗機に入れられます。外したパッキンは、小さくて流れやすい部品です。食洗機のカゴの置き場所に注意してください。なくすと飲み物が漏れる原因になります。

ふたの溝は、細いブラシで洗います。サーモスも、細かい部分は小さなブラシを使うよう書いています。ボトルの奥は、柄の長い専用スポンジか、箸の先に付けたスポンジでこすります。タンブラーは口が広いものが多く、手が入る製品ならスポンジで底まで届きます。

やってはいけないこと

タンブラーの手入れで一番の失敗は、台所の塩素系漂白剤を本体に使うことです。キッチン泡ハイターの表示には、金属製品のうちステンレスを除くとあります。これを見て、ステンレスのタンブラーも大丈夫と思う人がいます。ですがボトルメーカーの案内は別です。

タイガーは、塩素系漂白剤はサビや穴があく原因になるので使わないよう案内しています。サーモスも、塩素系を金属製品に使わないと書いています。洗剤の表示より、ボトルメーカーの案内を優先してください。真空断熱の構造は、穴があくと保温ができなくなります。

やらないこと理由書かれている場所
塩素系を本体に使うサビや穴の原因タイガー、サーモス
漂白中にふたをする密閉状態になって危険サーモス
外側に漂白剤を付ける塗装がはがれる原因タイガー、サーモス
塩素系とクエン酸を混ぜる有害な塩素ガスが発生するサーモス
本体ごと水に沈めるすき間に水が入りサビやにおいの原因タイガー TAA-B100
食洗機が使えない本体を入れる手洗いの指定があるサーモス

マグの茶しぶと同じ方法を使わないことも大切です。陶器のマグならキッチン泡ハイターが手軽ですが、ステンレスの真空断熱タンブラーは別に扱います。陶器のマグの手順はマグの茶しぶにまとめました。

においと間違えやすい汚れ

内側の見た目が変わっていると、においと同じ問題に見えます。ですが原因が違うので、使うものも違います。サーモスの案内で、見た目の違いごとに整理しました。

見た目原因手入れ置く時間
茶色い膜コーヒーやお茶酸素系漂白剤約30分
白いザラつきカルシウムクエン酸 水1Lに20g約2時間
赤い点赤サビ食酢 500mlに50ml(30〜50℃)約30分

タイガーの案内では、クエン酸は約10gをぬるま湯で薄め、2〜3時間後に柔らかいブラシで洗います。赤い斑点やザラつきの原因は、水のミネラル成分と説明しています。どちらも洗浄後に十分乾かします。使う量はメーカーで違うので、お使いの製品に合わせてください。

クエン酸と食酢でも、ふたはしません。塩素系の漂白剤と同じ日に使うなら、よくすすいで時間を分けます。塩素系とクエン酸が混ざると危険です。掃除の順番を決めて、同じシンクに2つの液を並べないようにしてください。

毎日の洗い方を見直す

漂白は週1回でも、においの差は毎日の洗い方で決まります。サーモスの案内を、タンブラーに合わせて順番にしました。難しいことはありませんが、抜けやすいのは「外す」と「乾かす」です。この2つを省くと、漂白してもにおいは戻ります。

順番やることサーモスの案内の内容
1ふた、飲み口、パッキンを外す使用後は毎回外す
2柔らかいスポンジで洗う食器用の中性洗剤
3細かい所をブラシで洗う小さなブラシを使う
4底までこする柄の長いスポンジや箸先のスポンジ
5すすいで乾かす最後に湯を入れて水を切ると早い

最後にお湯を入れて水を切ると、水滴が残りにくくなります。これはサーモスが書いている小さな工夫です。洗い終わったらふたを閉めず、部品を分けたまま乾かします。朝まで閉じた状態にすると、中の湿気が抜けません。

回数の感覚もつかんでおきましょう。運営者の1日2〜3杯を全部タンブラーで飲むと、週1回の漂白は14〜21杯に1回です。1本で毎日使うなら、この回数は多くありません。飲む回数が週に数回なら、においが出たときだけでも足ります。頻度は案内の週1回ほどを目安に、使う量で調整します。

水筒のスポンジは毎日の汚れも受けます。サーモスの案内は、スポンジも毎日きれいにするよう書いています。コーヒーの油を吸ったスポンジで洗うと、においを広げます。タンブラー用のスポンジを分けておくと、管理が楽になります。

使う場面ごとの手入れ

タンブラーの使い方で、手入れの重点も変わります。運営者は家で使っていて、マシンの下には入りません。場面別に分けました。

家でホットを飲む

すぐ洗えるので、においはたまりにくい使い方です。飲み終えたら、その日のうちにスポンジで洗います。ふたを使わないなら、洗う部品も減ります。マグとタンブラーの選び方でも、家ならふたなしが手軽と説明しました。

アイスコーヒーを飲む

運営者は、タンブラーだと氷が溶けにくいと感じています。長い時間かけて飲むと、コーヒーが内側に触れている時間も長くなります。飲み終えたら、水だけでもすすいでください。

ミルクを足した1杯

ミルクを足すと、膜が残りやすくなります。タンブラーでラテを持ち歩く人は、職場の流しで水だけでもすすぎ、帰宅後に洗います。

持ち歩いて使う

ふた付きは、パッキンの手入れが必須です。外で飲み切らなかった分を、翌日まで入れたままにしないでください。サーモスの案内は、使用後は毎回洗うことを基本にしています。キャンプや旅行で使うときは、帰ったらすぐ部品をばらします。

においを移さない使い分け

手入れとは別に、使い方でにおいを減らせます。一番簡単なのは、1本をコーヒー専用にすることです。コーヒーのあとに水やお茶を入れると、香りの残りが気になります。専用にすれば、気になる場面そのものが減ります。運営者のサーモスは家で使うタンブラーなので、この分け方がしやすい環境です。

もう1つは、ふたの有無です。家で飲むなら、ふたを使わなければパッキンの手入れがなくなります。職場や車で使う日だけ、ふたを付けます。買い替えるときは、部品の少ない製品を選ぶと、においの場所も減ります。保温と洗いやすさの比べ方はマグとタンブラーの選び方にあります。

使う商品と公開された口コミ

家に1つ置くなら、シャボン玉 酸素系漂白剤が使いやすい選択です。マグや水筒と一緒に使えます。個包装を選ぶならタイガー TAA-B100です。サーモスのマイボトル洗浄器は電極で洗う製品で、第三者の記事によるとAPA-800とAPA-1500があり、洗浄は3分です。ヨドバシではAPB150の漂白剤が販売終了でした。

シャボン玉 750g547円
タイガー TAA-B100415円
サーモス JDP-3015,500円(公式)
サーモス JDP-4016,050円(公式)

広告シャボン玉 酸素系漂白剤 750g

広告タイガー ステンレスボトル洗浄剤 TAA-B100

広告サーモス マイボトル洗浄器 APA-1500

広告サーモス 真空断熱タンブラー JDP-301

口コミの好評点

  • 酸素系なのでツンとしたにおいがない(シャボン玉)
  • 水筒のつけ置きに使う人がいる(シャボン玉)
  • ゴシゴシ洗いが不要になった(APA-1500)
  • 底まできれいになり音も静か(APA-1500)

口コミの不満点

  • 店頭で見かける機会が少ない(シャボン玉)
  • 対象のボトルに条件がある(APA-1500)
  • 乾電池が別売(APA-1500)

シャボン玉は@cosmeの表示された口コミの一部です。APA-1500はROOMIEの記事(第三者の情報)です。タイガー TAA-B100はヨドバシのレビューで平均4.44(16件)でした。

APA-1500の対象は、第三者の記事によると、容量1.5L以下、飲み口7cm以下、口元が金属製のボトルです。タンブラーは口が広い製品も多いので、口径を測ってから買ってください。内面にフッ素やセラミックのコーティングがあるものは、APA-800では洗えないと第三者の記事にあります。

においの確認リスト

手入れの前にこの5つを確認してください

  • 部品を全部外して、においの場所を確かめたか
  • 本体に塩素系を使っていないか
  • 漂白中にふたをしていないか
  • 外側に液を付けていないか
  • パッキンを1年以上使っていないか

価格の確認日と参考元

この記事の値段は、下の表の店やページで確認した時点のものです。確認した年はすべて2026年です。価格は毎日変わることがあり、セール、在庫、色、店によっても違います。送料、ポイント、クーポンは、本文で触れた場合を除いて計算に入れていません。

商品確認した価格参考にした店やページ確認日
シャボン玉 酸素系漂白剤750g 547円クリエイトSD11月5日
タイガー TAA-B1005g×5包 415円ヨドバシ11月5日
サーモス JDP-301300ml 5,500円サーモス公式11月5日
サーモス JDP-401400ml 6,050円サーモス公式11月5日

価格は確認時点の表示価格です。第三者の記事の価格は、その記事の時点の値段です。購入前に販売ページで最新の価格を確認してください。

よくある質問

酸素系漂白剤の量はどのくらいですか?

サーモスの案内では、約40℃のぬるま湯500mlに3gです。約30分浸け、ふたはしません。

キッチン泡ハイターは本体に使えますか?

使わないでください。サーモスとタイガーは、塩素系を本体に使わないよう案内しています。

パッキンがにおいます。

酸素系で浸けます。サーモスのパッキン用塩素系は月1回が目安です。交換の目安は1年です。

重曹は使えますか?

サーモスとタイガーの今回読んだ案内には載っていません。まず酸素系を試してください。

どのくらいの頻度で漂白しますか?

サーモスの案内は週1回ほどです。毎回の洗い物は中性洗剤と柔らかいスポンジです。

白いザラザラは何ですか?

カルシウムなどの汚れです。サーモスは水1Lにクエン酸20gで約2時間浸ける方法を案内しています。

食洗機で洗えますか?

製品で違います。サーモス JDPは全パーツ対応です。パッキンはサーモスの全製品が対応です。

全部やってもにおいます。

パッキンを交換します。それでも残るなら、メーカーの相談窓口に問い合わせてください。