結論から書きます。値段と置き場所で選ぶなら象印 珈琲通 EC-MA60、割れないサーバーとマグへの直接ドリップで選ぶならタイガー ADC-G060です。量はどちらも810mlで同じです。つまり2台の差は、たくさん淹れられるかではなく、毎日の扱い方にあります。運営者は職場や実家でドリップコーヒーメーカーを使いました。

この記事の価格は2026年11月3〜4日に確認した値段が中心で、毎日変わることがあります。参考にした店と確認日は価格の確認日と参考元にまとめました。

比べる基準

  • 本体の値段と、1日あたりの本体代
  • 台の上で使う面積と高さ
  • サーバーの素材と、注ぐときの口コミ
  • 濃さの切り替えと、手入れの手間
  • 公開された口コミの評価と不満

運営者が感じたこと

運営者が感じたドリップコーヒーメーカーの良さは、まとめて淹れられること、香りが部屋に広がること、好きな豆や粉を使えることです。気になったのは、濃さが足りないこと、フィルターの準備と洗い物です。普段はカプセルの濃い味が好きです。この記事では、運営者が気になった3点を基準に2台を比べます。

2つのメーカーと今回の2台

象印マホービンは1918年に大阪で、魔法瓶の中びんを作る会社として始まりました。コーヒーメーカーには「珈琲通」の名前を付けています。EC-MA60は2023年9月下旬に出た6杯用です。公式の説明の中心は、2回加熱して高い温度で淹れるダブル加熱です。

タイガー魔法瓶も魔法瓶から始まった会社で、1923年に創立しました。ADC-G060は価格.comの発売日が2025年10月21日で、今回の2台では新しい方です。公式の説明の中心は、濃さを2段階で変えるテイストマイスターと、割れないステンレスのサーバーです。

魔法瓶のメーカー同士ですが、この2台のサーバーはどちらも魔法瓶ではありません。タイガーは公式ページで、まほうびん構造ではないと明記しています。象印はガラスです。熱いまま長く置く用途なら、別のマシンを探す方が早いです。保温の比べ方はドリップコーヒーメーカーの選び方で扱っています。

2人分までの小さなマシンを探す人は、象印のEC-TG40という4杯用もあります。こちらは1人用コーヒーメーカーの選び方で比べました。ここでは同じ6杯用に絞ります。

仕様の違いを一覧で見る

項目象印 EC-MA60タイガー ADC-G060
値段5,400円から6,742円から
最大の量810ml810ml
杯数の表示6杯(1杯約120ml)6杯
サーバーガラスステンレス(一重構造)
大きさ23×15.5×28cm幅15.4×奥行27.2×高さ30.1cm
重さ1.7kg1.9kg
消費電力650W690W
濃さ2段階マイルドとストロングの2段階
6杯の時間―7分30秒
マグへ直接―専用カップトレイで対応
水浄水フィルター―

値段は価格.comの最安値です。象印は10月29日時点の表示で、色はグレイッシュブラウンです。ブラックは5,550円からでした。タイガーの値段は11月4日に確認しました。象印の大きさ、重さ、消費電力、素材はカインズの販売ページの値です。タイガーの仕様は公式ページの値です。

数字だけを見ると、2台はよく似ています。量が同じで、濃さの切り替えも2段階です。消費電力の差は40Wだけです。ちがいがはっきり出るのは、値段、形、サーバーの素材の3つです。この3つを順番に見ていきます。

値段は象印が1,342円安い

価格.comの最安値で比べると、象印は5,400円、タイガーは6,742円です。差は1,342円で、象印の方が約2割安くなります。象印のブラックを選ぶと5,550円なので、差は1,192円に縮みます。店の数は象印が54店、タイガーが23店で、象印の方が探しやすい状態でした。

タイガーの公式ストアの値段は8,910円です。価格.comの最安値より2,168円高い金額です。公式で買う安心を取るか、店を探して安く買うかで、支払いは変わります。安い店を選ぶときは、送料を足した金額で比べてください。

本体の値段は最初の1回だけです。何年使うかで割ると、差の大きさが分かりやすくなります。1日あたりの本体代を計算しました。

使う期間象印 EC-MA60タイガー ADC-G060タイガー ADC-H060
1年14.8円18.5円21.7円
3年4.9円6.2円7.2円
5年3.0円3.7円4.3円

5年使うなら、1日あたりの差は1円もありません。値段の差は、使い続けるほど小さくなります。3年で考えても約1.2円です。長く使うつもりなら、値段より毎日の扱いやすさで決めてかまいません。反対に、まず試したい人や学生の1人暮らしなら、安い象印が素直な選択です。

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置き場所は幅で決まる

2台の形はかなり違います。タイガーは幅15.4cmの縦置きスリム型で、奥に長い形です。象印は23×15.5cmの形で、販売ページの表記で比べると台の上で使う面積は象印の方が小さくなります。

台の上で使う面積
象印 EC-MA60約356cm²
タイガー ADC-G060約419cm²
A4用紙約624cm²

2辺を掛けて計算しました。A4用紙は21×29.7cmです。ふたの開閉やカップを出す空間は入っていません。

面積の差は約62cm²です。A4用紙の1割ほどなので、大きな差ではありません。それよりも、棚のどの辺が足りないかで選ぶ方が失敗しません。幅が20cmしかない隙間に置くなら、15.4cmのタイガーです。奥行きが20cmしかない棚なら、15.5cmの辺を奥行きに使える象印です。

高さは象印が28cm、タイガーが30.1cmです。差は約2cmです。吊り戸棚の下に置く人は、部品を出し入れする上の空間まで測ってください。水タンクを外せるのは2台とも同じです。流し台まで運んで水を入れられます。

重さは象印が1.7kg、タイガーが1.9kgです。差は200gで、毎日動かしても違いは感じにくい数字です。使うたびに棚から出すなら、形の持ちやすさの方が大事です。

一番の違いはサーバーの素材

毎日の使い心地を一番左右するのは、サーバーです。象印はガラス、タイガーはステンレスです。どちらにも良い点と困る点があるので、口コミを読むと選び方が見えてきます。

見る点ガラス(象印)ステンレス(タイガー)
割れやすさ落とすと割れる公式が割れないと説明
残りの量外から見える外からは見えない
注ぐとき―垂れるという不満あり
食器洗い乾燥機―公式が対応と説明
保温価格.comの保温性4.08点価格.comの保温の不満あり

ステンレスの強みは、割る心配がないことです。子どもがいる家や、流し台でほかの食器とぶつかりやすい家には安心です。タイガーの以前の型ADC-N060の口コミにも、割れる心配なく洗えるという声がありました。これは2台の差として一番分かりやすい点です。

一方で、ADC-G060には注ぐときに垂れるという強い不満があります。価格.comの1件のレビューは、注ぐたびに垂れると書いています。投稿者は毎日使う2人暮らしで、ガラスのサーバーの方を勧めていました。1件の声ですが、毎日のことなので買う前に知っておく価値があります。

タイガーでガラスを選ぶならADC-H060

タイガーには、同じ大きさでガラスのサーバーを使うADC-H060があります。容量も0.81Lで同じです。重さは1.8kgで、6杯7分30秒の時間も同じです。公式ストアの値段は7,920円で、ADC-G060の8,910円より990円安く買えます。

こうなると、ガラスで比べるなら象印との勝負です。象印は価格.comで5,400円です。店も値段のつけ方も違うので単純には比べられませんが、ガラスでよいなら象印が安い候補です。ステンレスにする理由があるときだけ、ADC-G060を選ぶのが分かりやすい考え方です。

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濃さは2台とも2段階

運営者がドリップコーヒーメーカーで一番気になったのは、濃さが足りないことでした。薄いときは深煎りに替えました。その点で、2台とも濃さを変えられるのは良い知らせです。ただし、変え方が違います。

象印は公式で2段階の濃度調節と説明しています。販売ページには、レバーで標準と濃いめを選ぶとあります。タイガーのテイストマイスターは部品の向きを変える方式で、マイルドとストロングを選びます。どちらも粉の量を変えずに濃さを動かせます。カプセルから来た人は、まず濃い側で試すのが近道です。

それでも足りないときは、粉を増やします。パナソニックの解説は、水120ccに粉10gを基本の目安にしています。この割合で満タンの810mlを淹れると、粉は約68gです。1gを4円と仮定すると、1回で約270円になります。杯数ごとに計算しました。

マグの杯数水の量粉の量粉代の目安1回で淹れられるか
1杯250ml約21g約83円はい
2杯500ml約42g約167円はい
3杯750ml約62g約250円はい
4杯1,000ml約83g約333円2回に分ける

マグ1杯を250mlとし、120mlに10g、粉1gを4円と仮定した計算です。お湯の一部は粉に残るので、できあがりの量は少し減ります。

マグ3杯までなら、どちらのマシンでも1回で足ります。4杯になると1,000mlなので2回に分けることになります。家族4人が毎朝マグで飲む家なら、2台とも少し足りません。そういう家は、そもそも6杯用より大きなマシンを探す方が合っています。

カプセルとの値段の差も確かめます。粉から淹れたマグ1杯と、運営者が普段飲むカプセルの1杯を並べました。量が違うので、値段の順番だけを見てください。

1杯の値段の位置
ロッソカフェ1杯約66円
粉から淹れるマグ1杯約83円
アルペジオ1杯約103円

粉は250mlで約21g、1g4円の仮定です。ロッソカフェは60カプセル3,980円(Amazon、第三者の情報)、アルペジオは10カプセル1,026円です。カプセルは約40mlの1杯です。

粉のマグ1杯は、仮定の値段でアルペジオより少し安く、ロッソカフェより高い位置です。量は6倍ほどあります。安く大量に飲むのがコーヒーメーカーの強みだと分かります。安い粉を選べば、この差はさらに広がります。

手入れの手間を比べる

運営者が面倒に感じたのは、フィルターの準備と洗い物です。これはどちらのマシンでも無くなりません。毎回ペーパーをセットして、終わったら粉ごと捨てて、部品を洗います。差が出るのは、洗いやすさです。

タイガーは、テイストマイスター、フィルター、サーバーのふた、サーバーが食器洗い乾燥機に対応します。ただし価格.comのレビューには、部品が大きくて自分の食洗機に入らず手洗いしているという声がありました。手持ちの食洗機の高さを測ってから期待してください。形が複雑でなく洗いやすいという評価は同じレビューにあります。

象印は、スイングバスケット、フィルターケース、水タンクを外して洗えます。価格.comでは手入れのしやすさが3.96点で、平均の4.01点とほぼ同じです。不満には、ドリッパーの凹凸が多くて洗いにくいことがあります。取り付けが硬いという声もありました。

象印には浄水フィルターがあります。カルキを取り除ける一方で、口コミには交換の費用が毎年かかるという不満がありました。石灰が付きやすいのでクエン酸の洗浄が必要だという声もあります。湯あかの手順はコーヒーメーカーの掃除方法にまとめました。

口コミの評価と不満

項目象印 EC-MA60タイガー ADC-G060
満足度4.43点3.45点
レビュー件数7件4件
発売2023年9月下旬2025年10月21日
サイズの評価4.65点―
保温性の評価4.08点―

満足度は象印の方が約1点高く見えます。ただし件数は7件と4件で、どちらも少ない数字です。タイガーの4件には強い不満の1件が含まれています。点数の差をそのまま性能の差と読むのは早すぎます。傾向を知る材料として見てください。

口コミの好評点

  • 象印: 高温で淹れておいしい
  • 象印: 2段階で濃さを選べる
  • 象印: 値段の割に良い
  • 象印: 小さくて場所を取らない
  • タイガー: マイルドとストロングを選べる
  • タイガー: 形が単純で洗いやすい
  • タイガー以前の型: 1ボタンで簡単

口コミの不満点

  • 象印: 浄水フィルターの交換費用
  • 象印: ドリッパーが洗いにくい
  • 象印: 6杯用には小さく感じる
  • タイガー: 注ぐときに垂れる
  • タイガー: 保温が弱い
  • タイガー以前の型: 完了の合図がない
  • タイガー以前の型: 自動で電源が切れない

価格.comのレビューの要約です。タイガー以前の型はADC-N060(7件)で、ADC-G060とは別のマシンです。ADC-G060とは仕様が違うので、参考として載せています。

2台の不満は向きが違います。象印の不満は、洗いにくさと維持の費用です。タイガーの不満は、注ぎ方と保温です。毎日洗う手間が気になるならタイガー、注ぐたびの小さな不快が嫌なら象印と考えると選びやすくなります。

場面ごとにどちらを選ぶか

朝に夫婦で1杯ずつ

象印です。マグ2杯で500mlなので、量はどちらも足ります。それなら安い方で十分です。朝は短い時間で片付けたいので、ガラスの残量が見えるのも便利です。濃いめを選んで、足りなければ粉を少し増やしてください。

子どもがいる家

タイガーです。割れない素材の安心は、値段の差より大きな価値があります。流し台でガラスを扱う緊張が1つ減ります。注ぐときの垂れが気になる人は、布巾を近くに置く前提で考えてください。

1人でマグに直接淹れる

タイガーです。専用カップトレイを使えば、サーバーを使わずにマグへ直接落とせます。洗う部品が1つ減るので、1人の朝には合っています。象印の公式ページには同じ機能の説明がありませんでした。1杯ずつ飲む人の差はここで付きます。

来客や親戚が集まる日

どちらでも足ります。810mlで120mlのカップなら6杯以上です。普段のカップで出すなら余裕があります。テーブルに出すなら、見た目の好みで選んでかまいません。2回目を淹れる時間も見ておいてください。タイガーは6杯で7分30秒です。

職場の小さな部屋

象印です。割れる心配より、安く買って気軽に置けることが効きます。運営者も職場でコーヒーメーカーを使い、まとめて淹れられる点と、香りが部屋に広がる点を良いと感じました。人数が多い職場は職場のコーヒーの選び方も参考になります。

カフェオレを作る

2台ともストロング側を使い、粉を増やします。それでも運営者の好みの濃さにはカプセルの方が近いです。運営者はミルクを入れるとき、エスプレッソサイズに冷たいミルクを足します。ミルク多めが主役の人はカフェオレに合うカプセルを先に読んでください。

買う前に決める順番

2台を選ぶ順番
1. 棚を測る幅が20cm未満ならタイガーの向き幅15.4cm
2. 人を見る割れると困る家ならステンレスタイガー
3. 飲み方マグに直接ならカップトレイタイガー
4. 残りは値段どれも当てはまらなければ安い方象印

上から順に当てはまる項目で決めます。値段は11月4日までの確認です。

4つ目まで進んだ人は、象印で決まりです。特別な条件がなければ、安くて置きやすい象印で困りません。条件のどれかが自分の暮らしに当てはまるなら、1,342円の差はすぐに元が取れます。

どちらが向くかを言い切る

合う人

  • 象印: とにかく安く始めたい
  • 象印: 残りの量を見たい
  • 象印: カルキのにおいが気になる
  • タイガー: 割れるのが怖い
  • タイガー: マグに直接淹れたい
  • タイガー: 幅の狭い隙間に置く

合わない人

  • 象印: 洗う部品を減らしたい
  • 象印: 浄水フィルター代を払いたくない
  • タイガー: 注ぐときの垂れが嫌
  • タイガー: 残りの量を見たい
  • 2台とも: 長時間の保温が欲しい
  • 2台とも: マグ4杯を1回で淹れたい

象印が向くのは、値段を抑えたい人、ガラスで困っていない人、水のカルキが気になる人です。タイガーが向くのは、割れない安心を買いたい人、1杯ずつマグに落としたい人、幅の狭い場所に置く人です。迷うなら象印です。安く買えて、大きく困る点が見当たらないからです。

カプセルの濃さが好きな運営者の目で見ると、2台とも濃さの切り替えがある点は評価できます。それでもコーヒーメーカーの本当の魅力は、まとめて淹れられることと香りです。濃さだけを求める人は、全自動コーヒーメーカーの選び方や、カプセルも比べてから決めてください。

価格の確認日と参考元

この記事の値段は、下の表の店やページで確認した時点のものです。確認した年はすべて2026年です。価格は毎日変わることがあり、セール、在庫、色、店によっても違います。送料、ポイント、クーポンは、本文で触れた場合を除いて計算に入れていません。

商品確認した価格参考にした店やページ確認日
象印 珈琲通 EC-MA60 グレイッシュブラウン5,400円価格.comの最安値(10月29日時点の表示)11月4日
象印 珈琲通 EC-MA60 ブラック5,550円価格.comの表示(10月29日時点の表示)11月4日
タイガー ADC-G060-KM6,742円価格.comの最安値11月4日
タイガー ADC-G0608,910円タイガー公式ページのオンラインストア表示11月4日
タイガー ADC-H0607,920円タイガー公式ページのオンラインストア表示11月4日
ネスプレッソ アルペジオ10カプセル 1,026円ネスプレッソ公式の価格改定のお知らせ11月4日
ロッソカフェ(第三者の情報)60カプセル 3,980円コーヒー豆研究所の記事に載るAmazon価格11月3日

価格は確認時点の表示価格です。第三者の記事の価格は、その記事の時点の値段です。購入前に販売ページで最新の価格を確認してください。

よくある質問

象印とタイガーはどちらが安いですか?

価格.comの最安値は象印 EC-MA60が5,400円、タイガー ADC-G060が6,742円で、象印が1,342円安くなります。

量に違いはありますか?

どちらも最大810mlです。マグ250mlなら約3杯です。

どちらのサーバーが割れにくいですか?

タイガー ADC-G060はステンレスで、公式が割れないと説明しています。象印 EC-MA60はガラスです。

タイガーのサーバーは魔法瓶ですか?

違います。公式ページが、一重構造でまほうびん構造ではないと明記しています。

濃いコーヒーは淹れられますか?

どちらも2段階で濃さを変えられます。足りなければ粉を増やしてください。

マグに直接淹れられますか?

タイガー ADC-G060は専用カップトレイで対応します。象印の公式ページにはこの機能の説明がありません。

ガラスのタイガーはありますか?

ADC-H060があります。容量は同じ0.81Lで、公式ストアの値段は7,920円です。

迷ったらどちらを選べばよいですか?

象印です。安く買えて、大きく困る点が見当たらないからです。割れない安心やマグへの直接ドリップが必要ならタイガーです。