結論から書きます。濃い1杯とミルクの泡が欲しいならデロンギ マグニフィカ S、ブラックをまとめて飲むならパナソニック NC-A58です。同じ全自動でも、飲めるコーヒーが違います。5万円の差は、エスプレッソを買うかどうかの差です。運営者は職場で全自動のエスプレッソ式を使いました。

この記事の価格は2026年11月3〜4日に確認した値段が中心で、毎日変わることがあります。参考にした店と確認日は価格の確認日と参考元にまとめました。

比べる基準

  • 飲めるコーヒーの種類と量
  • 本体の値段と、豆代を入れた金額
  • 置き場所と重さ
  • 毎日と毎月の手入れ
  • 公開された口コミの好評点と不満

運営者の飲み方

普段はネスプレッソを毎日2〜3杯飲みます。ブラックが中心で、ミルクは1日1回くらい入れます。好みは深煎りでコクが強い味です。ドリップコーヒーメーカーは職場や実家で使い、まとめて淹れられる点や香りは良いものの、濃さが足りないと感じました。カプセルの濃さが好きな人の目で2台を比べています。

2つのメーカーと今回の2台

デロンギはイタリアの家電メーカーで、全自動のエスプレッソマシンを多く出しています。マグニフィカ S ECAM22112は、豆を挽いてエスプレッソを淹れ、スチームノズルで牛乳を泡立てられます。公式の値段は69,800円です。

パナソニックのNC-A58は2025年4月10日に出たミル付きのドリップ式です。「挽いて落とす」縦型のミルを持ち、豆を入れるだけで挽くところから淹れるところまで進みます。マイルド、リッチ、ストロングの淹れ分けと、デカフェ豆のコースがあります。価格.comの最安値は19,800円でした。

7台を広く比べた記事は全自動コーヒーメーカーの選び方です。エスプレッソ式の中で選ぶなら家庭用エスプレッソマシンの選び方が役に立ちます。この記事では国内で名前をよく見る2社に絞り、5万円の差の中身を見ていきます。

飲めるコーヒーがまったく違う

項目デロンギ ECAM22112パナソニック NC-A58
値段69,800円19,800円
淹れ方エスプレッソ式ドリップ式
1回の量コーヒー1杯は約20〜180ml最大4カップ、545ml
濃いメニューエスプレッソ、カフェ・ジャポーネストロング
ミルクスチームノズルで泡立てる―
ポンプ15気圧―
水タンク1.8L―
保温―煮詰まり軽減で約2時間
デカフェ―デカフェ豆コース

デロンギは公式ページと取扱説明書、価格.comの仕様の値です。パナソニックは公式の比較表の値です。デロンギの値段は公式の表示で、価格.comのブラックも同じ69,800円でした。

デロンギのボタンの初期の量は、コーヒー1杯が約30mlです。運営者が飲むカプセルのエスプレッソサイズに近い量です。ここに牛乳を足せばカフェオレになり、スチームで泡立てればカプチーノになります。カプセルの濃さが好きな人に合う飲み物です。

もう1つの特徴がカフェ・ジャポーネです。デロンギが深煎りのレギュラーコーヒー向けのメニューとして説明しているもので、1杯約120mlです。量は変更できません。ブラックのマグに近い飲み方も、このボタンで用意されています。

パナソニックはドリップコーヒーの世界です。一度に545mlまで淹れられるので、マグなら2杯強です。朝に2人で飲む、午前中に少しずつ飲むといった使い方に合います。保温は約2時間で、30分後に温度を下げる仕組みです。運営者がドリップで良いと感じた、香りが部屋に広がる楽しさもこちらにあります。

パナソニックのストロングは、運営者が気になった濃さへの答えです。メッシュのフィルターを替えて挽き目を変えられるので、味の幅もあります。ただしエスプレッソにはなりません。デロンギの1杯と同じ濃さを期待して買うと、当てが外れます。

豆代はどちらが高いか

全自動の毎日の費用は豆です。デロンギの説明書には1杯の豆の量が書かれています。パナソニックは、公式の解説で水120ccに10gを基本の目安にしています。豆1gを4円と仮定して、1杯の豆代を比べました。

1杯の豆代
デロンギ エスプレッソ 1杯約24円〜44円
パナソニック 120ml約40円
デロンギ カフェ・ジャポーネ 120ml約48円〜80円

デロンギはエスプレッソ1杯6〜11g、カフェ・ジャポーネ1杯12〜20gです。パナソニックは120ccに10gの目安で、機械が使う量と同じとは限りません。

エスプレッソは1杯が約24〜44円です。量は少なくても、ミルクを足すなら安く済みます。一方、カフェ・ジャポーネは1杯で約48〜80円かかります。同じ120mlで比べると、パナソニックの約40円より高くなります。豆を多く使うので、1回でホッパーの豆がよく減ります。

飲み方1杯の豆毎日1杯の1年毎日2杯の1年
デロンギ エスプレッソ 少なめ6g約8,760円約17,520円
デロンギ エスプレッソ 多め11g約16,060円約32,120円
パナソニック 120ml10g約14,600円約29,200円
デロンギ カフェ・ジャポーネ 少なめ12g約17,520円約35,040円
デロンギ カフェ・ジャポーネ 多め20g約29,200円約58,400円

豆1gを4円と仮定した計算です。実際の豆の値段で変わります。

毎日2杯なら、エスプレッソは1年で約1.8〜3.2万円です。カフェ・ジャポーネを毎日2杯なら約3.5〜5.8万円です。同じマシンでも、押すボタンで2倍以上違います。ここを知らずにデロンギを買うと、豆代が想像より増えます。

豆の値段の見方はコーヒー豆の選び方にあります。全自動は深煎りの好みが効きます。運営者は深煎りでコクが強い味が好きで、豆や粉はカルディなどの専門店で深煎りの表示と値段を見て買います。深煎りコーヒー豆の選び方も参考になります。

ホッパーの量も計算しました。デロンギは第三者の記事で250gです。エスプレッソなら約22〜41杯分で、カフェ・ジャポーネなら約12〜20杯分です。入れっぱなしの期間が長くならないように、飲むペースに合わせて足してください。カス受けは最大20杯分なので、これも目安になります。

広告デロンギ マグニフィカ S ECAM22112

カプセルからの乗り換えで元は取れるか

運営者のようにカプセルを飲む人が、デロンギに替えるとどうなるでしょうか。エスプレッソの豆を多めの11gとして、1杯約44円で計算します。2台の本体の差の5万円を、カプセルとの1杯の差で取り戻す杯数を見ます。

今の飲み物カプセルデロンギの豆1杯の差5万円の杯数1日2杯で
アルペジオから103円44円59円約847杯約1.2年
ロッソカフェから66円44円22円約2,273杯約3.1年

アルペジオは10カプセル1,026円、ロッソカフェは60カプセル3,980円(Amazon、第三者の情報)です。除石灰剤や牛乳は入っていません。

アルペジオからなら約1.2年、ロッソカフェからなら約3.1年です。本体の7万円全部を取り戻すなら、さらに長くかかります。値段だけで替えるなら、ロッソカフェを飲んでいる人には向きません。運営者が普段ロッソカフェを飲む理由は値段なので、この計算では乗り換える理由になりません。

5万円を豆に回す計算もしてみます。1g4円なら12.5kgです。パナソニックで1杯10gなら1,250杯分で、毎日2杯で約1.7年飲める量です。つまりパナソニックを選ぶと、差額だけで2年近くの豆代が浮きます。デロンギを選ぶ人は、それを上回る楽しみがあるかを考えてください。

カプセルにはないものを買うと考えると、話は変わります。挽きたての香り、好きな豆を選ぶ楽しさ、牛乳の泡です。運営者が飲むカプセルの味とは別の価値です。計算で元を取るためでなく、楽しみのために払う金額だと決めてから買ってください。カプセルの1杯の比較は家のコーヒー1杯の値段を比較にあります。

広告パナソニック NC-A58

大きさは約2.5倍違う

台の上で使う面積
パナソニック NC-A58約413cm²
A4用紙約624cm²
デロンギ ECAM22112約1,023cm²

幅と奥行きを掛けて計算しました。カップを出し入れする手前の空間は入っていません。

項目デロンギ ECAM22112パナソニック NC-A58
幅23.8cm15.2cm
奥行き43cm27.2cm
高さ35cm34.9cm
重さ9.5kg約3.2kg

高さはほとんど同じですが、面積は約2.5倍です。パナソニックはA4用紙の3分の2ほどに収まります。デロンギはA4用紙の約1.6倍で、奥行き43cmが必要です。調理台の一部を専用に空ける大きさです。

重さも3倍違います。9.5kgのマシンは、掃除のたびに動かす気になりません。後ろのコンセントにも手が届きにくくなります。買ったらその場所から動かさない前提で、置き場所を決めてください。パナソニックの約3.2kgなら、棚から出して使う運用もできます。

価格.comのデロンギの口コミでも、サイズの評価は3.95点で平均をわずかに下回ります。思ったより小さいという声がある一方で、大きいので専用の場所が必要だという声が複数ありました。買う前に新聞紙を広げて、43cmの奥行きを目で確かめるのがおすすめです。

手入れの種類が違う

時期デロンギ ECAM22112パナソニック NC-A58
毎回カスを捨てる(毎日)中性洗剤で洗う
牛乳のあとミルクフロッサーを洗う―
自動電源の入切で内部をすすぐミルを自動で洗う
毎月淹れるユニットを洗う―
定期除石灰(約30分、ランプで案内)―

デロンギは取扱説明書、パナソニックは公式の製品ページの内容です。「―」は今回読んだ公式の案内に載っていない項目です。

パナソニックの手間は毎日のものです。ドリップ式なので、使うたびに部品を洗います。運営者もドリップでは、フィルターの準備と洗うのを面倒に感じました。自動でミルを洗う機能はありますが、洗い物がなくなるわけではありません。

デロンギの手間は間隔が空いて、1回が大きいものです。毎日はカスを捨てるだけで済みます。その代わり月に1回は本体の中の淹れるユニットを取り出して流水で洗い、完全に乾かしてから戻します。洗剤や食器洗い機は使えません。除石灰は約30分かかり、途中で止められません。

牛乳を泡立てた日は、ミルクフロッサーを洗います。これを飛ばすと汚れがたまります。運営者が今のマシンで不満に感じているのも掃除です。全自動に替えて掃除から解放されると期待する人には、はっきり「解放されません」と書いておきます。手順はコーヒーメーカーの掃除方法にまとめました。

口コミの評価と不満

項目デロンギ ECAM22112Bパナソニック NC-A58
満足度4.65点3.62点
レビュー件数96件38件
使いやすさ4.53点3.79点
手入れ4.33点3.72点
サイズ3.95点3.99点
デザイン4.61点4.22点

価格.comの満足度は、デロンギが約1点高い結果です。買った人の満足はデロンギの方が明らかに高く、件数も多くて安定した数字です。1点の差は見逃せません。

口コミの好評点

  • デロンギ: デザインがインテリアに合う
  • デロンギ: カス受けを引き出して捨てるだけ
  • デロンギ: 毎朝おいしく飲める
  • デロンギ: 思ったより小さいという声
  • パナソニック: 値段の割においしい
  • パナソニック: 挽き目とコースで味が変わる
  • パナソニック: 操作が簡単で味が安定
  • パナソニック: 小さく置きやすい

口コミの不満点

  • デロンギ: 大きくて専用の場所が必要
  • デロンギ: 掃除で水がはねる
  • パナソニック: ミルの音が大きい
  • パナソニック: 豆がミルに残る
  • パナソニック: 水タンクの中が見えにくい
  • パナソニック: 保証後の故障と修理代の報告

価格.comのレビューとコーヒー豆研究所の記事(Amazonの口コミの紹介)の要約です。修理代は投稿者の報告です。

パナソニックの不満で一番多いのはミルの音です。朝に使えないという声や、子どもや近所に響くという声がありました。朝の時間に豆を挽く家は、音を先に考えてください。保証が切れたあとの故障と、約1.2万〜2万円の修理の見積もりを書いた投稿もあります。数は多くありませんが、本体が2万円なので悩ましい金額です。

デロンギの音については、今回読んだ価格.comの項目に評価がありません。全自動のエスプレッソ式の音の測定は全自動コーヒーメーカーの選び方で別のマシンの例を紹介しています。どちらのマシンも豆を挽く以上、音はゼロにはなりません。

場面ごとにどちらを選ぶか

毎朝のカフェラテ

デロンギです。スチームで牛乳を泡立てられるのはこちらだけです。カプチーノ風の泡が欲しいなら選択肢は1つです。牛乳は容器の3分の1から2分の1までと説明書に書かれています。毎朝のことなので、洗う手間も計算に入れてください。

2人でブラックを飲む

パナソニックです。545mlなので、マグ2杯なら1回で足ります。デロンギは2杯ボタンがありますが、まとめて淹れるマシンではありません。ブラックが中心なら5万円を払う理由がありません。

在宅で午前中に何杯も

パナソニックの保温が便利です。約2時間は煮詰まりを抑えて温めます。デロンギは1杯ずつ淹れ立てを飲むマシンです。水タンクが1.8Lあるので、何杯も給水なしで飲めます。どちらも合いますが、合計の費用でパナソニックです。

来客にカプチーノを出す

デロンギです。店に近い飲み物が出せます。1杯ずつなので、人数が増えると時間はかかります。少人数の来客に向いた楽しみ方です。

デカフェの豆も使う

パナソニックです。デカフェ豆のコースがあります。ただ、いつも同じ豆を飲む家では出番がありません。飲む人の好みが分かれる家に合います。

カプセルに飽きた

まず値段で判断しないでください。香りや豆を選ぶ楽しさを求めるなら、2万円のパナソニックから試すのが安全です。濃さが譲れないならデロンギですが、ミルクを足す飲み方はカプセルでも完結します。乗り換えずにロッソカフェや純正を飲み分けるだけでも変化は作れます。

買う前に決める順番

2台を選ぶ順番
1. 飲み物ミルクの泡が毎週欲しいか欲しいならデロンギ
2. 置き場所奥行き43cmを空けられるか無理ならパナソニック
3. 朝の音豆を挽く時間に家族が寝ていないか音は先に考える
4. 手入れ毎回洗うか、毎月まとめて洗うか好みの形を選ぶ

値段は11月4日の確認です。上から順に決めると、迷う点が減ります。

1番で「はい」と答えた人は、値段を理由に諦めない方が後悔しません。パナソニックでは牛乳の泡は作れないからです。別に泡立て器を足す手もありますが、それならカプセルと組み合わせる方法も候補に入ります。「いいえ」の人は、パナソニックから始めてください。2万円なら、合わなかったときの痛みも小さく済みます。豆の好みが分かってから、次の1台を考えても遅くありません。

どちらが向くかを言い切る

合う人

  • デロンギ: エスプレッソとラテが主役
  • デロンギ: 牛乳の泡が欲しい
  • デロンギ: 据え置きの場所がある
  • パナソニック: ブラックをまとめて飲む
  • パナソニック: 予算は2万円前後
  • パナソニック: 調理台が狭い

合わない人

  • デロンギ: ブラックが中心
  • デロンギ: 置き場所が狭い
  • デロンギ: 値段だけで乗り換える
  • パナソニック: エスプレッソの濃さを求める
  • パナソニック: 朝のミル音が困る
  • パナソニック: 毎回洗いたくない

デロンギが向くのは、ミルクの飲み物を家で毎日楽しみたい人です。パナソニックが向くのは、豆から挽いたブラックを2杯ずつ飲む人です。飲みたいものが決まれば、値段の差で迷う必要はありません。買ったあとの満足はデロンギの方が口コミで高く、気軽さはパナソニックが上です。

カプセルの濃さが好きな運営者の好みに近いのはデロンギです。ただし運営者の毎日はボタン1つのカプセルです。今の時点で7万円に乗り換える理由は計算からは出てきません。全自動が欲しくなる理由は、節約ではなく楽しみです。

価格の確認日と参考元

この記事の値段は、下の表の店やページで確認した時点のものです。確認した年はすべて2026年です。価格は毎日変わることがあり、セール、在庫、色、店によっても違います。送料、ポイント、クーポンは、本文で触れた場合を除いて計算に入れていません。

商品確認した価格参考にした店やページ確認日
デロンギ マグニフィカS ECAM22112B69,800円デロンギ公式11月4日
デロンギ マグニフィカS ECAM22112B69,800円価格.comの最安値11月4日
デロンギ マグニフィカS ECAM2211269,679円価格.comの最安値(色をまとめた一覧)11月4日
パナソニック NC-A5819,800円価格.comの最安値11月4日
ネスプレッソ アルペジオ10カプセル 1,026円ネスプレッソ公式の価格改定のお知らせ11月4日
ロッソカフェ(第三者の情報)60カプセル 3,980円コーヒー豆研究所の記事に載るAmazon価格11月3日

価格は確認時点の表示価格です。第三者の記事の価格は、その記事の時点の値段です。購入前に販売ページで最新の価格を確認してください。

よくある質問

デロンギとパナソニックの一番の違いは何ですか?

デロンギはエスプレッソ式で、パナソニックはドリップ式です。飲めるコーヒーが違います。

値段の差はいくらですか?

デロンギが69,800円、パナソニックが19,800円で、差は5万円です。

パナソニックでエスプレッソは飲めますか?

飲めません。ドリップ式です。濃い味はストロングのコースで作ります。

デロンギでブラックは飲めますか?

カフェ・ジャポーネで約120mlのコーヒーが飲めます。豆は1杯12〜20g使います。

1杯の豆代はいくらですか?

豆1g4円の仮定で、デロンギのエスプレッソが約24〜44円、パナソニックの120mlが約40円です。

カプセルから替えると元は取れますか?

5万円の差だけでも、アルペジオからで約1.2年、ロッソカフェからで約3.1年かかります。

手入れはどちらが楽ですか?

毎日の洗い物はデロンギが少なくなります。その代わりデロンギには月1回のユニットの洗浄と除石灰があります。

ミルの音はどうですか?

パナソニックは価格.comで音の不満が目立ちます。朝に使う家は先に確認してください。